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2014年05月29日

ゴルフシャフトの正しい選び方 その2

前回の記事では

「シャフト選びはまず重量から決める」

という説明をしました。

>前回の記事はここをクリック

今回は、シャフト選びの2番目の基準となる

「硬さ」

について、説明して行きます。

シャフトの硬さの目安となるものと聞くと、やはり、

「L、R、SR、S、X」

と言った、フレックス表記になると思います。

ヘッドスピードが速い人はX、遅めの人はR、と言った具合に、表記を参考することと思います。

しかし、この表記には、大きな問題があります。

それは、

「統一された基準ではない」

ということです。

どういうことか。

B社のRシャフトよりも、M社のSシャフトの方が軟らかい、ということが、ありえるのです。

それどころか、同じ会社でも、モデルによっても違います。

同じB社のモデル1のSフレックスより、モデル2のRシャフトの方が硬い、ということもありえます。

つまり、シャフトの種類によって、同じRでも全く硬さが違う、同じSでも全く硬さが違う、ということが、ありえるのです。

ありえるというどころか、それが「普通」になってしまっています。

こんなにややこしい表記をする業界があるのか、と驚いてしまうのですが、残念ながら、ゴルフクラブ業界の表記基準は、かなり適当なのです。

そのため、フレックス表記というものは、違うシャフトになった場合、全く比較の参考になりません。

あくまで、同じシャフトモデルの中での硬度の棲み分けに過ぎません。

フレックス表記は絶対値ではなく、同シャフト内での相対値として参考にする程度になります。

では、どのようにして、硬度を選べば良いのか。

全モデルに共通する、絶対的な指標となる数値はないのか、ということになりますが、一応、あります。

それは、

「シャフト振動数」

というものです。

振動数とは、特定の機材に設置した時、シャフトが一定時間に何回振動するか、というものを計測した数値です。

速い話、この数値が大きいほど、シャフトが硬い、という「傾向」になります。

「傾向」という言い方をした理由は、シャフトのキックポイントによっても違いが出るからです。

キックポイントとは、ざっくり言うと、シャフトのしなりが最も大きくなるポイントです。

基本的に、元調子、中元調子、中調子、先中調子、先調子に分けられます。

元調子とは、手元よりが最もしなり、先調子とは、クラブヘッド側が最もしなります。

といっても、厳密にはとても小さな差です。

話を戻しますと、元調子ほど、振動数が小さくなる傾向があり、先調子ほど、振動数が大きくなる傾向があります。

一つの例ですが、先調子で振動数が265cpmと元調子で255cpmだった場合、大体、硬度的に同等です。

振動数も目安に過ぎませんが、メーカーのフレックス表記よりも客観性があり、また、多モデル間での比較に適しています。

目安を言うと、

45.5インチ(60度測定法)ドライバーで、ヘッドスピードが

50m/s → 270cpm

46m/s → 260cpm

42m/s → 250cpm

38m/s → 240cpm

32m/s → 230cpm

ならば、上記のような目安になります。
(あくまで目安です)

基本的に、重いシャフトほど振動数が大きい傾向があり、軽いシャフトほど、振動数が少ない傾向があります。

それは、基本的に、重いシャフトはヘッドスピードが速いゴルファー、軽いシャフトはヘッドスピードが遅めのゴルファーが使用することを前提としているためです。

なので、

・シャフト重量
・振動数
・メーカーのフレックス表記

といったようにシャフトを選択して行くと、大きく間違えることはありません。

メーカーのフレックス表記よりも、振動数の方が、情報としては参考になりますので、必ずチェックしてみてください。

ネットではなく、機材のあるショップで購入をすれば、このような数値もキチンと計測してくれます。

ここまで来ると、シャフト選びを大きく間違えることはありません。

しかし、まだまだ、詰められる要素はあります。


次回は、シャフトの

「トルク」

について、説明して行きます。