ヘッドスピードを上げずに
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28ヤードアップさせた方法











2013年09月27日

トウヒールバランスとフェースバランスの本当の違い

 
今回は

「フェースバランスとトウヒールバランスの違い」

について、説明します。

「フェースバランスは真っ直ぐ引いて打つ方法が合う」

「トウヒールバランスはインサイドインが合う」


と良く言われますが、これは本当なのか?

具体的に説明していきます。

まずはフェースバランス、トウヒールバランスの違いについて
説明します。

フェースバランスとは、
指の上などにパターを乗せてバランスさせた時、
フェース面が真上を向くタイプを指します。

一方、トウヒールバランスは
フェース面が斜めになるタイプです。

厳密にはトウバランスというタイプもあり、
これはフェース面が真横を向くタイプです。
(薄いL字型パターがこれになります)

トウヒールバランスとトウバランスは本質的に同じなので一緒にまとめます。

フェースバランスは、主に

・マレットタイプ
・センターシャフトタイプ
・大型マレットタイプ


などに多く見られます。

トウヒールバランス、トウバランスは

・ピンタイプ
・L字タイプ
・キャッシュインタイプ


などに見られます。

そして、一般的には

「フェースバランスは真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ打つ方法が合う」

「トウヒールバラスはインサイドインが合う」


と言われています。

果たしてこれは本当なのか?

私の結論は

「その主張には何の根拠もない」

となります。

文字通り、根拠が無いのです。

フェースバランスは真っ直ぐに、トウヒールバランスはインサイドインに、
と主張だけはするのですが、その明確な根拠、納得できる説明を
聞いたことがありません。


(真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打つ、がそもそも間違いなのですが)

一応、主張として良く見られるのは

・フェースバランスはフェースをスクエアに保ちやすいため
・トウヒールバランスは自然とフェースが開こうとするため


というものです。

しかし、これは間違いです。

間違いである理由を、具体的に説明します。

まず、フェースバランスとトウヒールバランスの一番の違いを説明します。

両者の決定的な違いは、

「重心距離が0mmか、0mm以上か」

ということです。

重心距離とは、シャフト重心線(中心軸線ではない)からフェース面の重心点までの距離です。

この距離が長いほど、シャフト中心軸線からフェース面の重心が
長い、ということになります。

パターの場合、シャフトが曲がった「ベントシャフト」があるので、
シャフト重心線は、シャフトのストレート部分の中心軸線より少しズレます。

フェースバランスの場合、この重心距離が0mm。

トウヒールバランスの場合、重心距離が0mm以上、
ということになります。

これが本質的な違いです。

厳密にはフェースバランスになっておらず、1〜2度くらい、角度がずれている
場合もあるかもしれないが、フェースバランスを狙って作ったパターと
トウヒールバランスを狙って作ったパターは、明らかにフェース面の角度が違います。

つまり、重心距離の長さがはっきりと変わります。

なので、多少の誤差は指摘しません。

では、重心距離が0mmのパターと、0mm以上あるパターでは
何が変わってくるのか?

重心距離が短いパターと、長いパターでは何が変わるのか?

それは、

「フェースの開閉のしやすさ」

「フェース面の向きの感じやすさ」


です。

重心距離の短いほうがフェース面を変化させやすくなり、
重心距離が長い方が、物理的には、フェース面が変化しにくくなります。


また、
重心距離の短いほうがフェース面の向きを感じにくくなり、
重心距離が長い方が、フェース面の向きを感じやすくなる、

ということになります。

つまり、
フェースバランスの方がフェース面が変化しやすく、
トウヒールバランスの方がフェース面が変化しにくいのです。


そう言った理由から、

「フェースバランスは真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打つのが合っている」

という主張の理由である

「フェースバランスはフェース面を真っ直ぐに保ちやすいから」



「完全な間違い」

であると言えます。

では、なぜ、フェースバランスはフェース面を真っ直ぐに保ちやすく、
真っ直ぐ引くのに合っている、トウヒールバランスはインサイドインで
フェースを開閉する打ち方が合っている、などと言われるのか?

私の勝手な憶測で言うと、

「目標に対してフェースが開閉しているのを認識しやすいかどうか」

ではないかと考えています。

フェースバランスの場合、そのほとんどはマレットタイプです。

そして、トウヒールバランスはピンタイプが多くなります。

前者はバックフェース側が丸く、後者は四角になっているケースが多いです。

バックフェース側が丸いヘッドと、ヘッド形状が四角いもの。

前者(マレット)の方が、目標に対してフェースが開閉していることを視覚的に認識しにくく、
後者の方がフェースの開閉を敏感に感じやすくなります。


その結果、フェースバランスはフェース面が変化しにくいと錯覚し、
トウヒールバランスはフェース面が変化しやすいと錯覚するのではないか、
と考えています。

または、単に、
フェースバランスはフェースが真っ直ぐ上を向くので真っ直ぐむきやすい、
だから、真っ直ぐを保ったままストロークしやすい、という
なんの根拠もない、ひどい理由かもしれません。

では、重心距離が短いパターと長いパター、
それぞれのメリット、デメリットは何なのか?

重心距離が短いパターの方は操作性が良く、
反面、フェース面が不安定になるり、
また、フェース面の向きを感じにくくなる。


重心距離の長いパターはフェース面が安定しやすいが、
操作性が低くなる。
また、フェース面の向きを感じやすくなる。


これが、フェースバランスとトウヒールバランスの一番の違いです。

つまり、感覚が優れたゴルファーほどフェースバランスが良く、
逆にクラブ任せで安定したストロークをしたいゴルファーほど
重心距離が長いパターが合っているのです。

「でも、フェースバランスの大型マレットは重心が深く、慣性モーメントも大きいじゃないか。
それでもフェースバランスの方が操作性が高いと言えるのか?」


と思ったかもしれません。

それは正解です。

今回は、あくまでも

「フェースバランスとトウヒールバランスの重心距離の違い」

について説明しました。

フェース後方への重心の長さ、つまり「重心深度」が与える影響は
また別の話となります。


パッティングに関する正しい情報は、本当にとても少なく、
いい加減な抽象論が、業界を支配しています。

もし、その「いい加減な抽象論」に影響されるのが嫌で、
本当に正しいことを知りたいのであれば、
自分の頭でしっかりと考えることが大事です。


 





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