倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2019年03月28日

シャフト選びのご相談です

【読者様からの質問】
「いつもお世話になっております。
ドライバーシャフト選びでご相談させてください。

父の話なのですが、現在70歳、HS38程度。
現使用ドライバー:ゼクシオ7(高反発加工品)、バシレウスザフィーロ50R。
上半身から切り返す感じでタメがなくアウトサイドイン強めのスライサーです。
左に打ち出し、センターに戻ってくる弾道で、結果としてフェアウェイキープ率は高いものの、キャリー180ydほど、ランはほとんど出てない感じです。
スイングは今更変える気がない(変えられない?)みたいで、楽しくゴルフ出来れば良いと言ってますが、やはり加齢とともに更に飛距離が落ちていることを気にして、新しいドライバーを検討しています。
ゼクシオ等シニア向け?の物が発売されるたび試打してるみたいですが、あまり弾道、結果ともに変わらないらしく購入には至ってません。
そこでシャフトの見直しと思い、雑誌等の受け売りですが、元調子系の軽量シャフトを勧めているのですが、
本人はスライサーには捕まる先調子という固定観念で、乗り気ではありません。
このようなスイングでも合う(ごまかせる?)シャフトはありますでしょうか?
アドバイスよろしくお願いいたします。」



【倉木真二の回答】
これは非常に多く見られるパターンです。
手打ちで左打ち出しの高弾道スライスで真ん中に戻ってきて安定しているというタイプです。
ヘッドスピードが45m/sくらいあると大きなスライス、かつ吹き上がりすぎるのが感覚的に分かるので問題となりますが、ヘッドスピード38m/sくらいの手打ちは見た目の弾道は高めで良い弾道に感じる上に方向性が安定するので改善の必要性を感じにくくなります。
また、基本的にスライスなのでつかまりが良い先調子が良いと考えるのもこれもまたよくあるパターンです。
実際に弾道を計測してみるとミート率が低く(ボール初速が遅く)打ち出し角度が高くバックスピン量が多すぎる(+3800〜5000rpm程度)上にスライス回転も多く(+1500rpm程度)ランも殆ど出ない弾道であることが確認できるわけです。
質問者様の考えは基本的に正しいのですが、当事者が改善を考えない限り現状のままの方が楽しいと考えてしまうと思います。
しかし、改善した方が圧倒的に楽しい未来が待っているのは間違いありません。
大海を知らず井戸の中でも十分広いと感じてしまっている状態です。

まず高反発加工はほぼ無意味です。
ヘッドスピード38m/sでも5ヤードもアップしません。
加工業者は数値を交えた売り文句を書いていますが現実のデータ(マシンテスト)は全く違います。
その割にルール違反になる上にフェース割れのリスクが高くなりますから全くお勧めしません。

このようなスイングタイプの場合は手元と先端の2箇所がしなるタイプで「先調子」と表示されているモデルを勧めるのが抵抗が少ないかと思います。
ただし、想像しているほど大きな効果はありません。
単純にクラブ長を長くしてヘッド重量を少し軽くしてヘッドスピードアップを狙うことが最も効果的です。

スイング改善を促したいのであれば、ゴルフショップのデータ計測に同行した方が良いと思います。
サイエンスアイの天井カメラのようなインパクト時のクラブヘッド軌道やフェース面の向きが確認できる計測機があるショップがよりよいです。
弾道の数値とインパクト時の画像、数値と視覚、両面から迫ることが可能で説得力が高くなります。
ただ、それが幸せかどうかは分かりません。
改善して軽いインサイドアウト軌道のドローボールが打てるようになれば40ヤードくらい飛距離は伸びますが、そこに到達する間にゴルフが嫌になってしまうリスクはあります。
なので、そこまで付き合う覚悟は必要となりますが、達成すれば大いに感謝されることは間違いないと私の経験から推測します。


 



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