倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2019年02月23日

シャフト選びのご相談です

【読者様からの質問】
「倉木さま

何時もクラブ交換時には貴殿のアドバイスを参考にさせていただきました。
おかげさまで愛着のあるクラブに仕上がり、ゴルフライフを楽しんでいます。

このたび、ハイブリットの変更を予定しています。
シャフト選び等についてご相談させていただきます。

プレースタイル
HC:6.3
ドライバヘッドスピード:45〜47
持ち球:フェード

現在のクラブスペック
1W:PING G400LST/10度(シャフトTourADTP6s、重量312g、長さ45.25インチ、バランスD4.5)
3W:テーラーメイドM4/15度(シャフトTourADTP7s、重量335g、長さ43インチ、バランスD4.5)
3H:ホンマTW737/19度(シャフトVIZARD85s、重量375g、長さ40インチ、バランスD2)
4H:ホンマTW737/22度(シャフトVIZARD85s、重量379g、長さ39.5インチ、バランスD2)
5H:ホンマTW737/25度(シャフトVIZARD85s、重量383g、長さ39インチ、バランスD2)
6H:オノフ黒UT/27度(シャフトMCI90、重量395g、長さ38.5インチ、バランスD2)
6I:PING i210/29.5度(シャフト モーダス125s、重量395g、長さ38.5インチ、バランスD2)
以下7I〜PW(6Iに同じ)


質問1
G410HBにはMCHが装着できないのでアイアン用シャフトTourAD85sを第1候補にしています。
この場合FW、HB、アイアンの相性および全体的な重量フローは問題ないでしょうか?
<予想スペップ>
3H:PING G410HB/19度(想定重量375g、長さ40.25インチ、バランス)
4H:PING G410HB/22度(想定重量380g、長さ39.75インチ、バランス
5H:PING G410HB/26度(想定重量385g、長さ39.25インチ、バランス)
6H:PING G410HB/30度(想定重量390g、長さ38.75インチ、バランス)

質問2
第2候補のメーカーオリジナルシャフトTour85s(中元、82g、トルク2.3)を装着したクラブを試打しました。
現在使用中のHBより総重量が8g程度軽くなり、想定より少し距離が出すぎている感じはしました。
方向性、ばらつき等は問題ありませんでした。
この場合FW、HB、アイアンの相性および全体的な重量フローは問題ないでしょうか?
<予想スペック>
3H:PING G410HB/19度(想定重量366g、長さ40.25インチ、バランス)
4H:PING G410HB/22度(想定重量371g、長さ39.75インチ、バランス
5H:PING G410HB/26度(想定重量376g、長さ39.25インチ、バランス)
6H:PING G410HB/30度(想定重量381g、長さ38.75インチ、バランス)

質問3
3Wとの距離差が大きいためG410HB 19度の飛距離を上げたく
HB19度のみシャフトを軽量化することは(TourAD75s)問題ないでしょうか?

質問4
6H(30度)、/6I(29.5度)のロフトが逆転しますが、HB/30度のシャフトが長い、総重量が軽いことから
飛距離はHB(30度)>6I(29.5度)その差10yと予想しますがいかがでしょうか?

質問5
1Wに三菱「テンセイオレンジ」シャフトをセレクトした場合の3Wシャフトは
1W同様に「テンセイオレンジ」(1Wシャフト重量+10g、チップカット0.5インチ)でよいでしょうか?



ブログの閉鎖は少し残念ですが、これまで楽しませて頂きありがとうございました。」



【倉木真二の回答】
・1について
AD85は先端が走る剛性なのでTPやモーダス125との相性はあまり良くないので積極的に使用することは全くお勧めしません。
純正のPING TOUR 173-85の方が圧倒的に相性は良いです。

・2について
問題ありません。
単純な総重量と長さのフローだけではなくグリップ重量やシャフトのバランスポイント、クラブ長に対するシャフト重量、ヘッド重量のバランス(クラブ全体の慣性モーメント)なども考慮しなければなりません。
総合的に考えると、純正のPING TOUR173-85でも大きな問題はありませんが、完全に理想的、というレベルにまではありません。
ですが、十分、良いレベルなので良いと考えます。
あえてリシャフトするならば、究極的に細かいレベルまで詰めた加工、調整をしないと費用対効果が悪くなります。

・3について
AD75も相性は良くありません。
MCIの方が良いです。
ヘッド重量を軽くしてライ角をフラットにしてロフト角を立てるシャフトを長くすることが効果的です。

・4について
これは微妙なところです。
確かにヘッドスピード的には長い方が有利なのでボール初速的にはハイブリッドの方が出る可能性が高いですが、ハイブリッドのヘッドの方が打ち出し角度とバックスピン量が増えますので吹き上がりによる飛距離ロスが生じる可能性が高いです。
6番ユーティリティの正しい打ち方としては9番〜PWと同じレベルのクラブヘッド入射角が必要であり、それほど打ち込む技術を持っているのであれば、確実にハイブリッドの方が飛距離が出ると言えるでしょう。
ただし、高度な技術ですしひっかけも出やすくなります。
普通に打てば高弾道が出るのでやさしいと感じるかもしれませんが、実は多くの場合それは誤解であり、必要以上の弾道の高さになっていることが大半です。
プロのクラブヘッド入射角(アタックアングル)ダイナミックロフト(インパクト時のロフト角)スピンロフトの全番手データを見るとロフト角の大きいフェアウェイウッド、ハイブリッドはかなりダウンブローに打ち込んでいます。
例えば、女子プロの7番ウッドのクラブヘッド入射角は7番アイアンと同等レベルです。
多くのアマチュアゴルファーはそこまで打ち込まず、高弾道が簡単に出ることに喜びややさしさを感じるわけですが、これは勘違いであり、正しい扱い方ではないわけです。
こうした本質的なことを理解した上で6番ユーティリティを扱うのであれば、6番アイアンよりも飛距離は出ます。

・5について
ドライバーと3番ウッドの仕上げの長さにもよりますが、候補のシャフトであれば3Wは少なくとも0.75インチはカットしても良いように感じます。

ブログ記事がお役に立てたようで何よりです。
まだまだ続きますし、当面は参考情報としてブログは残し続けると思います。