倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2018年07月28日

ウェッジシャフト選びのご相談です

【読者様からの質問】
「いつも楽しく拝見させております。
他の方の質問回答、とても面白く勉強になります。

質問ですが、ここ5年ほどウェッジには全てDGスピナーを使用しています。

アイアンはモーダス105Sです。

52度にW+、58度にはWフレックスです。

今回新しくウェッジの買い替えをしようとしましたところDGスピナーが廃盤になっていました。

元のシャフトの再利用も考えましたが錆も少しあり、この先いつかは変更しないといけませんので代わりのシャフトを考えています。

ヘッドは変えたくないのでいくつか自分のヘッドにシャフトを挿してもらい試してみました。

モーダスウェッジ115はダフリ、K'sウェッジはトップ、DG S200はシャンクが頻繁に出ます。アイアン用のモーダス105Sは軽すぎました。

鉛テープでヘッドの重さを変えたりしてみましたがどうもしっくりきません。

全てDGスピナーと比べて先端が弱いというかボールに当たり負けしているような感覚もあります。。

コースでも思うようにアプローチか寄りませんのでスコアも5.6打は変わってきています。。

練習はほとんどアプローチメインですので、すぐに慣れるかと思いましたが二ヶ月程迷路の中です。

年齢42歳
身長168cm
体重70kg
ハンディキャップ2
4スタンスA1
テニス経験有り
練習週3回、ラウンド月6回

シャフトの変更なのでスイングも変えないといけないのでしょうが、何かいいシャフトやチップカット等のアイデアがありましたら教えて頂けると幸いです。」



【倉木真二の回答】
結論から言うとKBS 610ウェッジが妥当かなと感じます。
DG スピナーは非常に独特なウェッジシャフトです。
デザインの通り、手元のくびれ部の剛性は低く、そこから先端に向かう箇所では弾き系の剛性になっています。
つまり、手元部は粘り系、そこから先は弾き系、かつ、先端の剛性が高い、と言う非常に独特な剛性です。
切り返しでは粘り、インパクト直前からは鋭く走るけど先端がそもそも硬いので安定する、というフィーリングです。
この特性は、あのくびれ無くして実現しません。
なので、他のシャフトでは同等のフィーリングは実現しません。
DGスピナーとのマッチングを考えた場合、モーダスウェッジ系は全てマッチしません。
おっしゃるように先端の剛性が低すぎるためです。
アイアンシャフトのモーダス105の場合、先端の剛性の高さは似ていますが手元の剛性が低く、重量が軽いのでスピナーのようなメリハリの効いた動きをしません。
モーダス120はメリハリが効いていますがスピナーにある先中部分からの先端が硬い弾き系の挙動がありません。
DGは全体が粘るので振り遅れシャンクの原因となります。

本当はスピナーにするのが良いのですが、代替で販売終了していないシャフトと言う事になるとKBS610ウェッジかなと感じます。
手元と先端の剛性の差を低くする事で粘り感と先端の高剛性感を出し、基本的に弾き系で先端の剛性を僅かに上げてコントロール感を出す、と言う仕様になっています。
弾きと粘り感を両立したフィーリングという点ではスピナーに近く、弾道の質、インパクトのフィーリングもスピナーに近いです。
スピナーほどの手元の粘りはありませんが、代替ということであればKBS610が良いと考えます。