倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2018年06月22日

クラブセッティングのご相談です

【読者様からの質問】
「いつもお世話になっております。
シャフトについて相談させてください。

現在のセッティングは
1Wはバルドコンペチオーネ460ccにREVEインパクトボロンリボルバーS
3W、5WはイオンスポーツGIGA787プロトにディアマナサンプ65S、75S
3UはDOCUS DCU701にMCH90S
4-Pは藤本技工ビリーバーにDG CPT S200
52、58はP-tuneにDG S200
ちなみにHSは45前後、持ち球はドローです。

5Wで引っ掛けのミスが多いこと、FWよりユーティリティの方が構えたときの安心感が強いことから、18度のユーティリティに変えようと思いthe-G TIハイブリッドにMCH80Sを買いました。ところが思いのほかハードスペックになってしまい、球が上がらず捕まりが悪いです。今でも練習場ではいつも打つようにしていて、自分の調子が良いときにはとても良い弾道で飛んで行くので本当に紙一重だと思ってますがコースで使うにはリスクが高すぎます。
もう少し楽なスペックでセッティングの流れを損なわないようにするためにオススメのシャフトはないでしょうか?

あとアイアンのシャフトですが、友人のモーダス105Xを打たせてもらったところ、非常に振り心地がよかったです。もしリシャフト(実際に変えるとしたらヘッドもです)しても流れは問題ないでしょうか?」



【倉木真二の回答】
18度ユーティリティーのクラブ長を何インチに仕上げたのかにもよりますが、一般的な5WよりもTHE-G Tiハイブリッド18度のヘッド重量は10〜15g程度重くなっていますから、バランスを最適化するとクラブ長としては5Wよりも1〜1.75インチ短くなります。
(シャフト重量が5Wよりも重くなることも含め)
1〜1.75インチというのは、アイアンで言えば2〜3番手、短くなることと同じです。
クラブは短くなるほど弾道が低くなります。
弾道が低くなる理由は

1.ヘッドスピードが下がり、ボール初速が下がる(ボール初速が速い方が弾道の高度とバックスピン量が増える)
2.クラブヘッド入射角が鋭角になるのでインパクト時のロフト角が減る

が主な所です。

例えるなら、ロフト角22度、38.5インチの4番アイアンを1.0インチ短くし、ヘッドに14gのウエイトを貼って6番アイアンと同じ長さにしたことと同じ変化が起こります。
簡単に言えば6番アイアンのロフト角を8度立てた場合と同じ現象が起こるということです。
つまり、弾道が低くなるということです。

ツアープロの平均データを見ると、この問題は技術とセッティングで解消しています。
5番ウッドと3番アイアンのクラブヘッド入射角を比較すると、5番ウッドの方が鋭角になっています。
本来、長いクラブの方がスイングプレーンがフラットになるのでクラブヘッド入射角が鈍角になるのが自然なのですが、そうすると5番ウッドで弾道が高くなり過ぎてしまうのでクラブヘッド入射角を3番アイアンよりも鋭角にしています。
簡単に言うと3番アイアンよりも5番ウッドの方がダウンブローになっていると言うことです。

セッティングに関しては、

・5Wを短くする
・ユーティリティーを長めにする

という方法で調整が可能です。

現状の問題を解決する方法は

・5Wを短くする
・ユーティリティーを長くする
・5Wを鋭角に打つ
・ユーティリティーを鈍角に打つ

の組み合わせになります。
5Wは短くするとクラブ長に対するライ角がフラットになるのでつかまりが弱くなります。

THE-G Tiハイブリッドはウエイト交換でヘッド重量を軽くできますので、2gのウエイトにすることで6gヘッド重量を軽くできます。
これで0.5インチ長く仕上げることが可能となり、ボールが上がりやすくなります。

また、長さに対するライ角もアップライトになるので捕まりも良くなります。

リシャフトの候補ですが、ボールの上がりやすさ、つかまりやすさをディアマナサンプFWに近づけるのであればアッタスアイアン80Sが良いと考えます。
MCHよりも手元の剛性が高く、先端の剛性が低くなっており、よりディアマナサンプFWに近くなっています。

モーダス105Xは特別流れが良いということはありません。
しかしアイアンはクラブ長が短い上にスイング的にウッド、ユーティリティーほどシャフトの剛性の影響を受けませんから、流れを重視する必要はありません。
また、アイアンの場合はウッド、ユーティリティーよりも手元の剛性を下げたセッティングにすることは、スイング的に合理的な面もありますから、必ずしも悪いということにはなりません。