ヘッドスピードを上げずに
1時間の練習でドライバー飛距離を
28ヤードアップさせた方法











2018年05月28日

メリットの少ない高反発加工

「高反発加工」

というものがあります。

ドライバーのフェース面を研磨して反発係数を上げるという加工です。

高反発加工で飛距離は伸びるのか?

結論を言えば

「効果はある」

と言えます。

では、どのくらい飛距離が伸びるのと言うと、

「運が良ければ2ヤード伸びるかもしれない」

という所です。

詳しく説明すると眠くなる物理の話になりますので簡単に説明していきます。

高反発加工とは先ほどお話しした通りフェース面を削って反発係数を上昇させる加工です。

多くのゴルファーはご存知の通り反発係数にはルールがあります。

反発係数という数値が大きくなるほどボール初速が速くなりやすいとされていますがルールではこの数値が0.8301以内になるよう定められています。(特に覚える必要もありません)

「メーカーの既製品は大量生産するから多少の誤差がある。その誤差を埋めるべく、1つ1つのヘッドを測定してルールギリギリの反発係数になるようフェース面を研磨する」

という理屈です。

相場は概ね35,000円ほど。

この高反発加工を施せば

・ルール範囲内であれば10ヤードアップ
・ルール違反の反発係数まで上げれば20ヤード以上アップも可能

といった売り文句が飛び交っています。

「大手メーカーは生産性を優先するから一つ一つのヘッドのばらつきが大きい!それを丁寧に1つ1つ職人が削れば限界まで性能を引き出せる!」

という調子の謳い文句なわけですが、これは嘘ではないと思います。

が、しかし、

「ルールギリギリまで削って10ヤードアップ!」

はあまりに大き過ぎますし

「ルール違反でも良ければ20ヤードアップ!」

については物理の法則(宇宙の法則)を歪めない限り達成出来ません。

実は、市販品の反発係数も結構良い線を行っていて中国のとある工場で製造する大手メーカーのドライバーヘッドでもほぼ0.820以上(大抵0.823〜0.826程度)を記録します。

仮に0.820のヘッドのフェース面を研磨して0.830まで上昇させたとします。

その分、ヘッド重量が軽くなるので研磨前の重量と同じになるようウエイトをヘッドに追加します。

加工により反発係数が0.01アップした場合、どの程度、ボール初速がアップするか。

様々な条件があるので一概には言えませんがヘッドスピード40m/sのゴルファーで贔屓目に見ても0.4m/s程度です。

ボール初速が0.4m/sアップするとキャリーは1.5ヤード程度、伸びます。

上手くすればトータル飛距離で2ヤード近く伸びるかもしれません。

が、これは良い条件として考えた計算なので実際は1ヤード伸びるかどうかです。

これは、理論上もそうですし、実際にテストしてもそんな数値で落ち着きます。

高反発加工をすると打球音が変化するので飛距離が伸びているような「気分」になりますが、実際に加工の前後でデータを取ると計測器が壊れているのではないかと疑うほど数値に変化が生じません。

なので高反発加工は来店型よりもネットショップ系が多いと思います。

来店されて加工の前後の数値を比較されたらひとたまりもないからです。

確かに、ルール違反の高反発加工を施せば5ヤードアップも期待できるかもしれません。

が・・・

5ヤードです。

5ヤードの為に35,000円も支払ってルール違反まで行ってしかもフェース面が格段に割れやすくなる。

ルール違反の高反発加工をして飛距離を伸ばしても周囲のゴルファーに様々な意味で認められにくくなります。

飛距離が出た時は

「ルール違反の高反発だからね」

と内心思われてしまい、飛距離が出なかった時は

「ルール違反の高反発までやっているのに
 あれだけしか飛ばないのか?」

などと思われたりします。

ならば黙っていようと思うものですがそんなことを胸の内に秘めたままするゴルフは正直な所、悲しいのではないかと思います。

大した飛距離アップの効果が無い上に周囲のゴルファーに冷ややかな目で見られ、認められにくくなる行為をするくらいならば

「技術、体力の向上で飛距離を伸ばしたほうが楽だし嬉しいもの」

と私は考えます。

ルール違反でもいいから飛距離を伸ばしたい、と考えるのであれば、ボールに頼ったほうが遥かに飛距離アップ効果が高いです。

ルール違反のボールはルール違反の高反発クラブ、高反発加工よりも飛距離アップ効果が高いです。


 





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