倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2018年04月10日

「腕を縦に使うの意味」に関するご相談です

【読者様からの質問】
「倉木さま

いつも楽しみに拝見しております。
たまに気掛かりな点があり、当ブログを振り返って見返し
ますと、今になってはたと気づくことがあったり、大変重宝
しております。

さて、よく「クラブを縦に降ろす」と言いますが、何を持って
縦に降ろすと言っているのかがわかりません。
シャフトあるいはヘッド自体を指すのか、グリップを縦に下げろと
言っているのか、そもそも、何に対して縦なのか。
縦とは垂直を意味しているのか?などです。

例えば、アプローチの場合、ヘッドを直線的に上げてボールに
真っ直ぐ降ろすということを意味し、身体を支点に円を描くような
打ち方は良くないということなのでしょうか?

自分なりに解釈しようとするのですが、どうもしっくりきません。
是非、ご教授ください。」



【倉木真二の回答】
詳しく説明するととても長くなってしまうので簡単に説明します。
剣道の構えのようにクラブを持ちます。
体が正面を向いたままクラブを横に寝かせてテークバックをするのが悪い横ふりになります。
このままダウンスイングはできないのでインパクトの時に上体を強めに開く必要が生じます。
このスイングだとボールが右に行くのでインパクト時に手首をこねて(またはフックグリップにして)フェースをかぶせることでボールが右に行かないように調整してしまいます。
このスイングの問題はスイングプレーンが横振りになりすぎることでクラブヘッド入射角が鈍角になり、ダフリ、トップが出やすく打点がばらける事です。

基本的に良いとされるテークバックは剣道の構えから腕を右斜め上に上げる腕の動きになります。
するとクラブがアウトサイドに上がりすぎてしまうので体の回転を加えます。
体の回転を加えることでアウトサイドに上がりすぎるのを防止できます。
それでも多少はアウトサイドに上がりますが、ダウンスイング時に少しインサイドにループさせること(正しいタメを作ること)でアウトサイドイン軌道の強いダウンスイングになってしまうことを回避できます。

ゴルフを始めたばかりでスライスに悩むゴルファーの多くはテークバックでクラブを縦に上げることができていますが上体の回転が弱いのでトップのクラブの位置がアウトサイドになりすぎてしまいます。
さらにそこからタメを作ってインサイドにループさせることができないのでアウトサイドイン軌道になってしまいます。
スイングプレーンも強めのアップライトになり、インパクト時のライ角が極端なアップライト(5番アイアンで66度程度)になってしまいます。

スライスを克服したゴルファーの多くはクラブを横に振ることで解決しています。
しかし横ふりが強いので5番アイアンのインパクト時のライ角が57〜58度程度と極端なフラットになってしまい打点がヒールに集中してシャンク、プッシュアウト、ひどい場合はチーピンや低弾道に悩むようになります。

このバランスを考え、上達へのステップを明確にすることで効率的にスイングを洗練させて行くことが可能となります。