倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2017年05月17日

アイアンのシャフト選びのご相談です

【読者様からの質問】
「倉木様

いつもブログを楽しみに拝見しています。

今回は、アイアンのシャフトについてお伺いします。

元々フッカーで調子が良い時はドロー系になります。

ヘッドスピードは平均46m/sぐらいです。(ミズノ測定器)

暫くショートアイアンでのフックに悩みフィッテング等を受け

試行錯誤しましたが、今はプロジェクトX5.5を使用しています。

酷いフックは出なくなりましたが、振り遅れているのか

ラウンド後半になるとダフリ、右プッシュアウトがよく出ます。

スイングが悪いのは承知の上で、少しでも道具に助けてもらおうと

リシャフトを考えています。(所謂月1ゴルファーです)

モーダス120系、DG系は苦手です。基本的にアイアンもウッドのように

点で捉えシャープに振りにいくタイプだと思います。

重量的には振り易いですが、もう少し撓りを感じるシャフトを探しています。

まずはショートアイアンのみリシャフトを検討しています。

候補としては、島田K'Sツアー115、NS1150ツアーなどに興味がありますが

なかなか試打できるシャフトではない為、倉木様のご意見を伺いたく

メールさせて頂きました。また、リシャフト時の注意点(バランス等)が

あれば合わせてお願いいたします。」



【倉木真二の回答】
島田ゴルフのシャフトはどれも手元と中間の剛性が高くプロジェクトXよりもしなりを感じ取りにくくなりますので特におすすめにはなりません。
KBS系になると手元の剛性は下がるのですがやはり中間の剛性が相対的に高いのでしなりを感じ取りにくくなります。
NS1150はとてもしなりを感じ取れるシャフトです。
理由は手元と中間の剛性の差が大きくわずかに先端が硬めになっているためです。(先端の剛性は絶対値ではさほど高くありませんが)
ツアーAD DIと似た剛性になっていて中間部分がダイナミックにしなるシャフトになっています。
ただしプロジェクトXのようにコントロール性を残して手元の剛性を下げつつ振り遅れにくいと言った繊細な仕上げになっておりません。
なのでプロジェクトXからの変更だとややオートマチック感が強く一つのスイングにしか対応しないような単純さに物足りなくなるかもしれません。
また、カット後のシャフト重量は現状よりも少し重く、さらにバランスポイントがかなり手元よりになっているので同じスイングバランスで組み上げるとなればクラブの総重量とクラブ全体の慣性モーメントが高くなり重たく感じるようになります。
個人的にはNS1050のSフレックスを1番手硬くなる方向へずらして組むのが良いと考えます。
NS1050はプロジェクトXと似た手元の剛性になっていますが先端の動きはNS1050の方が大きめです。
その分つかまりが良くプッシュアウトしにくくなります。
つかまりが良いのでラウンド交換、無理につかまえようと頑張ることも減るのでダフリなどのミスも減ると感じます。
カット後のシャフト重量はプロジェクトX5.5とほぼ同じです。(1g軽い程度です)
Xの方がシャープに振れて振り遅れも出にくいのですがしなりを感じ取りにくくなります。
しなりを感じ取れて、かつ、振り遅れにくく、手元の剛性が高すぎない、となるとNS1050は妥当と感じます。
他であればMCI 110Sが候補となります。
手元から先端に向かって素直に剛性の差がり少しだけ先端が硬めなのでコントロール性も良いです。
ただし曲げ剛性の割にしなりを感じ取りにくいのでしなり感は現状とあまり大きく変わらないと考えます。
NS1150の癖をなくして手元の剛性を下げたような設計になっています。
フック防止にはMCIの方が有効で、1050の方が少しフックしやすいです。
これらのことを総合して、トレードオフ関係を考慮して選択すると良いと考えます。