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2015年11月26日

アイアンの長さに関するご相談です

【質問】
「難しい質問、ご容赦下さい。
163cm26男HS45スコア90

5I:38.5インチ、PW:35.5インチでアイアンもウェッジも長くて使いづらいのです。

PW AW SWを35インチにしたくて、それに合わせると5Iは37.5インチになります。
身長的にもミート的にも完璧な長さなのですが、4Iや5Iの飛距離が気になります。

確かに短くなれば、今より正確なショットになるかもしれませんが、
170yを一番手上げて使った為に打ち出し角が低く手前のバンカーに落ちたとか、そういうのが懸念されます。

腕の問題なのは重々承知しているのですが、ご回答宜しくお願いします。

また、4Iの長さはそのままに、35インチにしたPWとの間をとってうまいこと長さ調整するのは如何でしょうか、」



【回答】
まず「長さ」の定義を明らかにすることです。
ルールによって「60度計測法」という長さの計測方法があるのですが、実際は、メーカーによって、長さの測り方が違い、メーカー毎の長さの測り方で表示しています。
一例を出すと

・60度法の38.5インチ=タイトリストの38.375インチ=ブリヂストンの38.25インチ=ミズノの38.125インチ

です。
このように、メーカーによって計測方法、表記が違いますから、何の38.5インチなのか、明らかにしなければなりません。
次に、「ウェッジが長くて使いづらい」と感じているなら、ウェッジだけ短くすれば良いです。
短くしたいのがPW、AW、SWの3本だとしたら、この3本だけ短くすれば大丈夫です。
9番以上の番手は今までどおりで問題ありません。

>それに合わせると5Iは37.5インチになります。身長的にもミート的にも完璧な長さ

とありますが、完璧な長さ、などということはありません。
女子プロはもっと低い身長で、もっと長いアイアンを使っています。
完璧などということはありません。
アイアンのシャフトを短くすると、単純に、

・ヘッドスピードが落ちる
・打ち出し角度とバックスピン量が少なくなる

という現状が起きます。
要は、飛距離が落ちて弾道が低くなる、ということです。
ミート率が上がる、というのは、ここでは芯を食う確率が上がる、ということだと思いますが、それは「勘違い」です。
確かに、37.5インチの5番アイアンと38.0インチの5番アイアンでは、37.5インチの方が理論上は打点のブレはわずかに少なくなります。しかし、例えば、37.5インチの6番アイアンと37.5インチの5番アイアンを比較した場合、6番アイアンの方がロフトが大きく優しいのでミート率が上がります。
つまり、シャフトを短くすると、「長さに対するミート率」は下がるのです。
さらに、実質的に「6番アイアンのロフトを5番アイアンのロフトにする」ということと近いので(厳密には重心位置、ヘッド重量の差、シャフト剛性の問題などもありますが)特にメリットがないのです。
ソールに「5」と刻印した番手のミート率が上がるだけであって、37.5インチのクラブの弾道の高さ、飛距離、ミート率は全て低下します。
アイアンは、番手がどう、というより、長さとロフト角のバランス。
それと、選択するシャフトの長さ(メーカーが設定している番手別長さのどれを使うのか)の変化による剛性の変化、を考慮してください。
ただ、短いアプローチショットでウェッジが長くて使いにくい、ということは、身長と関係し、理にかなっています。
なので、ウェッジだけ、短く仕上げるのは、問題ありません。
アイアンを短くするということは、本質的にミート率を上げることになるとは限らない、ということを、良く考えてください。