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2014年05月31日

正しいゴルフシャフト選び その4

正しいシャフト選びも4回目の今回は

「シャフトのキックポイント」

について、お話しします。

キックポイントとは、簡単に言うと、

「シャフトが最もしなるポイント」

のことを言います。

・元調子
・中元調子
・中調子系
・先中調子
・先調子

という具合に分けられます。(本当はもっとアナログな数値化がなされますが、単純化されています)

元調子は手元よりがもっともしなり、先調子はクラブヘッド側がもっともしなるとされています。

厳密には、その差は数センチととても小さな差ですが、それでも、性能的にはキッパリと変化します。

キックポイントについては、とても神経質になる方が多いのですが、基本的に、シャフトは癖の少ない中調子系のものを選択しておくと、まず、間違いはありません。

つまり、メーカーが純正で採用しているシャフトなどです。

重量、振動数、トルクある程度あっているのなら、純正シャフトを使用しておけば、そう大きな失敗はありません。

しかし、よりピンポイントに、自分にあったものを使いたいと考えた場合は、キックポイントもきちんと考えていく必要はあります。

一般的には、以下のようなイメージで語られます。

・元調子はフック防止に効果的

・先調子はスライス防止に効果的

・元調子はパワーヒッター向き

・先調子は非力なゴルファー向き

このようなイメージを持っている方はとても多いのですが、これは間違いです。

キックポイントとは、そこまで単純なものではありません。

では、キックポイントはどう選ぶべきか。

できるだけわかりやすく、単純に説明します。

キックポイントを選択するためには、

「シャフトのしなり方」

を知る必要があります。

ざっくり言うと、

・シャフトの手元側は切り返し時にしなる

・シャフトの先端部はインパクト直前にしなる

と言えます。

これは、ムチなどをイメージするとわかりやすいです。

振り始めは手元に近い部分がしなりますが、そのしなりは、最後に先端に伝わります。

ここまで単純では無いのですが、基本的に、ゴルフクラブシャフトも、このようにしなります。

次に、ゴルフスイングを考えてみましょう。

スイングを極端に二分すると、アウトサイドインとインサイドアウト軌道に分かれます。

アウトサイドイン軌道の方は、

・切り返しでコックが解けるのが早く、タメが弱い。その結果、インパクトでクラブヘッドが手元より先行しやすい。

という傾向があります。

一方、インサイドアウトは

・切り返しでコックが解けるのが遅く、タメが強い。インパクトでクラブヘッドが手元より遅れやすい。(ハンドファーストが強くなりやすい)

という傾向があります。

そして、シャフトのキックポイントは、切り返し時のタメの強さと、インパクト時のクラブヘッドの向き、ロフト角に影響を与えることができます。

シャフトの手元側が硬いと、切り返しでタメができにくく、振り遅れにくくなります。

手元側が軟らかいとタメができやすく、ヘッド先行しにくくなります。

つまり、手元側が相対的に軟らかい元調子はアウトサイドイン軌道を弱める効果があり、手元側が硬い先調子系のシャフトは、インサイドアウト軌道を弱める効果があります。

次に、シャフト先端のしなりです。

シャフト先端のしなりは、インパクト直前に影響します。

先端が軟らかいほどボールが上がりやすく、また、つかまりが良くなります。

先端が硬いシャフトは、その逆です。

アウトサイドイン軌道が強く、引っ掛けが多いゴルファーは、

・手元側が軟らめ、先端が硬め

のシャフトがあっています。

典型的元調子です。

インサイドアウト軌道が強く、プッシュアウトが多いゴルファーは、

・手元側が硬く、先端が軟らかいシャフト

があっています。

典型的先調子です。

アウトサイドイン軌道でスライスが多いゴルファーは、手元と先端が軟らかいシャフト、インサイドアウト軌道でフックが多いゴルファーは、手元と先端が硬いシャフトがあっています。

これらは、両方、「中調子」ということになりますが、シャフトのどの部分が硬いか、軟らかいか、によって、全く性能が変わります。

最近は、メーカーでもシャフトの剛性分布図のようなものを公開していて、手元側、中間部、先端部、それぞれの剛性イメージ図などを記載しています。

それが公開されていない場合は、工房などがあるショップで機材を使用して計測すれば、特性が明らかになります。

ざっくり言うと、キックポイントはこのような選び方になります。

つまり、キックポイントを選ぶということは、まず、自分のスイングを把握している必要がある、ということになります。

天井カメラ付きのサイエンス・アイなどが設置されているショップなら、スイング軌道や、インパクト時のハンドファースト度合いなどを高速カメラで見ることができます。

ネットショップやオークションなどでシャフトを購入するよりも高価になりますが、計測がきちんとできるということは、その価格差以上の価値があると断言します。

といっても、フィッティングする方の力量にもよりますが。

なので、キックポイントを選択する時は、流行りなどで決めず、自分のスイングにあったものを選択することが大事です。

シャフト単体で販売されている物は、性能が特定のスイングに特化されているものがあります。

自分にあっていない物を選択してしまうとスイング構築においてもマイナスになりますから、注意してください。

また、

「自分はこういうスイングをしていきたい」

という考えの元、その方向に導いてくれるシャフトを選ぶ、という考え方も有効です。

メーカーが公開しているキックポイントも、フレックス表記と同様に、統一された基準があって記載しているものではありません。

なので、シャフト毎に剛性を計測し、性能を見極め、選択する必要があります。

真面目な工房などであれば、そのようなデータを蓄積していますので、リシャフトをするのであれば、そういったデータの豊富な工房で実施することをお勧めします。

自分の判断の元、安価なショップでリシャフトをしてしまうと、リシャフト地獄にはまってしまう可能性があります。

結果的に、時間もお金もかかり、損をしてしまったりしますから、良いクラフトマンを味方につけ、相談して行くことをお勧めします。

次回は、シャフト選びの最後の要素について、お話しします。


 





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