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2014年02月01日

フェードの打ち方に関するご相談です


 
【質問】
「倉木様
「アイアンショットの極意」を読ませていただきました。
大変素晴らしい内容と感じ入っております。
レッスン書には書いてないけれど、「やはりそうか」とうなずける点も多々ありました。
当方、50代男性、歴30年、HDCP5、それなりの球を打っているつもりではありましたが、
フェースローテーションという切り口から、改めて自分のスイングを見つめ直してみようと思います。

さて、ご意見を拝聴したいのは、フェードを打つ場合の注意点(少し変える点)についてです。
長年、ドローを持ち球としてきましたが、思うところがあってフェードに転向中です。
基本的なこと、些細なこと、少しのヒントでも結構ですので、ご教授いただければ幸いです。」



【回答】
フェードを打つ時に有効なのは

「オープンスタンスに構える」

ということです。
単に左足のつま先をひらくスタンスではなく、アイアンショットの極意教材で説明している、本質的変化のあるオープンスタンスです。
これだけではあまりに一般的な説明になってしまいますので、より具体的に説明していきます。
フェードを打つ上で注意する点は、インパクト時、ドローよりも少し肩を開くことです。
こうすることで、ドローのインパクトのポイントよりも少し早めにクラブヘッドがボールに接触します。
インパクトまでのフェースのターンがドローを打つ時よりも少なくなります。
(しかし、フェースローテーションの強さ自体はドローと同じ意識が大事)
少し肩を開いて打つことで、ボールを押しながらインパクトしやすくなります。
結果、ボール初速が高め、バックスピン量が少なめのフェードが打てます。
基本的にスライス回転のボールはバックスピン量が多めになりやすく、ボール初速も低くなりがちです。
しかし、この打ち方だとそのデメリットを減らせます。
いわゆるパワーフェードになります。
右サイドを使って打つために有効な方法が、オープンスタンスに構えるという方法です。
繰り返しますが、正しいオープンスタンスにしないと有効では有りません。
さらにフェードを打つ上で大切なことは

「フェースローテーションはキチンと行う」

ということです。
フェードと言うとフェースローテーションをあまりしないイメージがあると思います。
実際、トッププロはそのようなことを言います。
しかし、彼らの物差しはマイクロミリメートルまで目盛があります。
彼らにとって普通に違うと感じることは、我々には感じられない領域にあることがあります。
つまり、トッププロがフェードはフェースローテーションを抑えると言っていても、それは、とても少しである、ということです。
あくまで我々の感覚では、フェースローテーションはキチンと行う必要があります。
プロのスイングは基本的にフェースローテーションができています。
インパクトのタイミングがドローよりもフェースローテーションの進行度合いが早いタイミングでインパクトするからフェードになるだけ、と考えると良いです。
少し肩を開いた状態でインパクトするとプッシュアウトが出やすくなります。
なので、オープンスタンスが最適になります。
オープンスタンスは基本的にアウトサイドイン軌道になり、ボールが目標より左に出やすいスタンスだからです。
フェードと言えど、フェースローテーションをキチンと行わないと、ヘッドスピードが出ないし、リリースが遅れすぎてしまいます。
または、リリースそのものが弱まってしまいます。
これだと、スライススピンが多くなりすぎてしまう可能性が高まります。
プロのフェードは多くても500rpm以内に収めます。
そのためには、リリースをキチンと行い、振り遅れ過ぎないようにします。
さらに、フェードの弾道は物理的にドローより飛距離的に不利です。
しかしながら、フェードのスイングはヘッドスピードを上げる点では有利です。
よって、積極的なリリースを行わないとフェードの有利ポイントである「ヘッドスピードを上げる」が無くなってしまいます。

まとめると

・少し肩を開いて打ちやすくするためにオープンスタンスにする
・フェースローテーションはキチンと行う

となります。
絶対に左に曲げたくない場合、つまり、飛距離よりも「左に曲げない」ということを遊麺する場合のみ、フェースローテーションを抑制するようにして下さい。(最悪でも右にスライス、という状況)
HC5ともなると相当なレベルですから、少し意識する程度で良いでしょう。


 


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