倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2014年02月17日

切り返しの動作に関するご相談です


【質問】
「倉木先生
いつもお世話になっております。
あまりにも究極のゴルフスイング論がすばらしいので、アプローチの真髄も購入してしまいました。
早速、練習に励んでおります。いままで、何となくアプローチから頭を使ってアプローチをすることでざっくり、トップがほとんどなくなりました。また、いつもカップをオーバーしていたショットも徐々にカップの2M前後に集まるようになりました。今後もテキストを読み直して、精進したいと思います。

前置きが長くなりましたが、究極のゴルフ理論でダウンでループして、インサイドアウトの軌道をつくれと記載されております。これがなかなか、うまくいかず、どうしても、アイアンのディポット跡を見るとクラブヘッドがアウトサイドインで入っているように見受けられます。以前、あるゴルフブログにダウンでグリップエンドを右太ももに突き刺すつもりでダウンを行うと理想のクラブ軌道になると記載されておりました。小生、ゴルフの師は倉木先生お一人と決めており、その後、いかなるゴルフメディアのレッスンも目を通さないように決めましたが、どうも、このダウンの軌道、ループ気味にスイングすることができません。グリップエンドをダウン時に右太ももに刺すという感覚で、打ってみたところ、ディポット跡もインサイドアウトにかわり、弾道も軽いドローにかわりました。このアドバイスをこのまま、実践しても、先生の理論から外れてはいないのかぜひ、ご教示頂きたく思います。
宜しくお願いいたします。




【回答】
インサイドアウト軌道にすることだけを目的にしてしまうのは、良くありません。
切り返しの時、クラブを無理にインサイドから降ろそうと考えてしまう可能性が高くなるためです。
腕だけインサイドから降ろせば良い、ということではありません。
重要な点は、「インサイドからクラブを立てて降ろす」ということです。
これを実践するには、切り返しでの肩の開きを抑える必要があります。
体が閉じた状態でクラブを降ろしてくるイメージです。
肩が閉じた状態であれば、クラブを立ててつつ、インサイドから降ろすことが可能になります。
肩が開いた状態だと、クラブを立てて降ろそうとすると、アウトサイドイン軌道になりやすくなります。
肩が開きつつも、無理にインサイドからクラブを立てて降ろそうとすると、もはやまともにスイングできません。
スイング軌道に問題が無くてもヘッドスピードは出ないし打点もクラブヘッド入射角度も不安定、スイングの再現性も不安定になります。

例外はいくつかありますが、基本的に、ダウンスイングで肩の開きが抑えられているゴルファーは、切り返しでわずかにクラブヘッドがインサイドへループします。
クラブヘッドの重心位置を考えると、それが自然な動きです。
(シャフト中心軸線とクラブヘッド重心位置の関係上)
これをすることで、ダウンスイング時、肩の開きを抑えやすくなります。
肩の開きが抑えられると、ダウンスイングの幅が広がります。
アウトサイドイン軌道もインサイドアウト軌道も自在にできます。
肩が開くと基本的にアウトサイドイン軌道しかできません。
肩が開くとインパクト時にクラブヘッドが遅れやすく、ボールを押すようなインパクト(体の右サイドを使って打つようなインパクト)になります。
これは、少しでも振り遅れるとシャンク、プッシュアウトにつながる、あやういスイングです。(飛距離は出ますが)
インパクト時、肩の開きを抑え、クラブヘッドを最大限に走らせて、ボールをさばく打ち方こそが最も安定します。特にアイアンショットにおいては、です。

イメージとしては、インパクトでも背中を目標方向に向けたまま、クラブヘッドを走らせてボールをさばく感じです。
インサイドからクラブを寝かせておろしてしまうのはダメです。
ダフリ、トップ、シャンク、プッシュアウトが多くなります。

最初はクローズスタンスなどにして、肩が開かないインパクトのイメージを作ると良いでしょう。
実際、クローズドスタンスで活躍するトッププロは多くいます。

顔の向きを少し右に回転させたまま、インパクトを迎えるイメージも有効です。