倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2012年08月29日

アプローチのシャンクとリシャフトについてのご相談です


 
【質問】
「いつもブログが更新されるのを楽しみにしております。

自分もクラブセッティングで悩みを抱えてしまい、ご相談に乗って頂きたくメー
ル致します。

ゴルフ歴1年弱で、最近ラウンドデビューして3回ほど行きました。平均スコア
は110です。
来月からスクールに通いスイング改造と上達を目論んでます。

ゴルフにハマりはじめて、アイアンセットを衝動的に買い換えました。
お下がりのホンマLB−737(カーボンR)からスリクソンGiE(カーボンS
純正Miyazaki)(5I〜SW)にです。

ところが、30ヤード以下のアプローチがどうにもうまくいかなくなりました。
まずシャンクが多発するようになり、距離感も方向性もままなりません。
コックを使わず、左脇をしっかり締めればシャンクだけは抑えられる感じです。
下手なりにショートゲームは得意だったのでショックです。

そこで、道具の問題として、重量が軽過ぎなのではと思い、ウェッジのリシャフ
トを検討しています。
(ウェッジだけなのはコスト面と、ミドルアイアンのフルショットは好調のため)

重くすれば振りやすくなるのではと考えたのは、次の理由です。

・切り返しでクラブの重さが感じられない。
・不安定感が感じられる。
・下半身が非常に使いづらくなった。
・自宅で量ったところPW〜SWまで20グラム(430→410)も軽くなった。
・ベテラン上司の薦め。

これらのことから、リシャフトで改善しようと結論付けたわけですが、悩みが浮
上しました。
聞いて下さい。

@そもそもこの自己診断は合っているのか。スキルの問題で、上達すれば不要な
ことになりはしないか。(上達する予定です)

Aリシャフトするなら、どのシャフトを使って、どんな仕様にすればよいか(長
さ・重さ・フレックス・バランスなど)。
[現在の案]
・PW→NSPRO 950〜1050GH または NSPRO WV 105g
・AW→NSPRO 1050〜1150GH 又は NSPRO WV 105〜115g
・SW→NSPRO 1050〜1150GH 又は NSPRO WV 105〜115g
PWだけ違うのは9Iとのギャップが大き過ぎるのも問題かと懸念したため。
日本シャフト製なのは広く普及していて無難そう、且つ、海外メーカーのライン
ナップは分かりづらい。

私自信の特徴も申しますと、身長176cm、年齢35歳、体重68Kg。
ドライバー飛距離230ヤードです。
打球のスライス、プッシュアウト頻発が課題です。

以上、長文で恐縮ですが、倉木様のご意見を伺いたくメール致しました。

よろしくお願いします。」



【回答】
@について

シャフトは重くしたほうが良いです。

その理由はいくつかあります。

まず第一に、そもそも全番手、シャフトが軽いです。

年齢の若さと、今後の上達への意欲、今の飛距離を考えても、今のアイアンでは軽過ぎます。

軽すぎるアイアンは上達の妨げになります。

せっかく買ったばかりで出費が重なりますが、全番手、せめてNS950程度の重量にすべきです。

交換しないと、その出費以上の後悔が、何年後か、まじめに練習を重ねた時に、訪れます。

上達の意欲も薄く、とりあえずたまに100切りできれば良いのなら、今のままのシャフトでも良いですが、上達したいならNS950にすべきでした。

購入前に相談が欲しかった所です。

今のままでは、上達しにくいというか、良いボールを打つためには、あまり良くないスイングをしなければならない、というようになって行ってしまいます。
(具体的な理由は割愛します)


Aについて

NS950と1050は重量が違うだけではなく、しなり方が全く違うので、重量フローの考えて使い分けるのはダメです。

具体的には、NS1050の方が手元の硬い先調子のようになっていて、弾道が高くなります。

軽いNS950の方が弾道が低いです。

PWはロフト角を見ると44度と、ほぼ一般的な9番アイアンと同じロフトです。

なので、PWはアプローチで使うことはそれほど多くないと思いますので、AWとSWのシャフトをNSPRO WV105にすると良いと思います。

NSPRO WVはウェッジ用ということで、低打ち出し、高スピンの弾道の出やすい設計になっていますので良いシャフトです。


重量とシャンクの関係ですが、重量が軽すぎるとシャンクが出やすくなります。

なぜかというと、インパクト直前のコックの解放(リリース)が行いにくくなるからです。

逆に、シャフトが重くなると、リリースをしやすくなります。

リリースが遅れると、インパクト時にハンドファーストがきつくなり、シャンクしやすくなります。

なので、

「シャフトが軽くなったためにシャンクが増えた」

という自己診断は正しいです。


まとめると、

・まずはAW、SWのシャフトをNSPRO WV105にリシャフト

・予算ができたら全番手NS950(S) or 1050(S)にリシャフト

が良いと思います。

個人的には、今回のケースでは島田ゴルフがオススメです。

島田ゴルフのk'sツアーライト(S)をアイアン全番手にリシャフトしてウェッジをK’sウェッジNW110。

基本的にK'sツアーライトは弾道の上がりやすいシャフトで、かつ、スイングバランスが出にくいシャフト(D2とかD3とかのアレです)なので、少しアイアンを長く出来ます。

GIEは5Iで38.0インチと少し長めの設定ですが、ロフト角が24度と立っていますから、実質4番アイアンです。

なので、38.25(D1〜2)程度に仕上げたい所です。

シャフトが長いほうが弾道が上がりやすく、最適なバックスピン量を確保できるからです。

ロフトに対する長さが最適になるので、良いスイングで良い弾道が出るクラブになるということです。

私の工房ではネットからの受注はしていませんから、お近くの工房のクラフトマン等に相談してみて下さい。

色々と大変に感じるかもしれませんが、私自身、無知から軽すぎるクラブで一生懸命に練習をしてしまい、膨大な時間を無駄にしました。

とても後悔しています。

なので、そのような状況になって欲しくないですから、ぜひ予算的に可能になったら、検討してみて下さい。


 



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