倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2012年07月23日

シャンクとチーピンについてのご相談です


 
【質問】
 「倉木様

いつも興味深く拝見させて頂いております。

先日チーピンについて質問させて頂きましたが、
今回はシャンクについての質問です。

小生フック打ち故、インサイドアウト軌道気味ですが、シャンクを撲滅するためには、アウトサイドイン軌道の方が良いのでしょうか。最近はショートアイアン、アプローチとも常にシャンクに怯えながらラウンドする始末です。シャンクが気にならないスイングを会得したく練習方法などアドバイスお願い致します。またチーピン(フック)とシャンクは連動するものでしょうか。
もうひとつシャフトの固さとの関連性ありましたら、ご教示よろしくお願い致します。
(ドライバーHS 45m、MP59 S300使用)」



【回答】
アウトサイドイン軌道の方がシャンクは出にくくなります。

ざっくり書くと

・インパクト時のライ角がフラットになりにくい
・ハンドファースト過ぎる状態になりにくい
(ハンドファーストが強すぎるとシャンクが出やすい)
・軌道そのものがヒールに当たりにくい
(アウト・イン軌道が強まるほどトー側に当たりやすい傾向になる)

となります。

シャンクが頻繁に出るのは、異常事態です。

つまり、

「インサイドアウト軌道が異常に強い」

状態になっている可能性が高いです。

インサイドアウト軌道が強いと、インパクトでハンドファーストが強まりやすく、また、横振りになるため、インパクト時のライ角がフラットになりやすいです。

これらは、シャンクの出る原因になります。

シャンクが頻繁に出る状況は、インサイドアウト軌道が強すぎたり、異常な状態です。

しかし、スイング軌道というものは、自分がどれくらいの角度の軌道になっているのか、自覚症状が非常に持ちにくいものなのです。

真っ直ぐ降っているつもりでも、インサイドアウト軌道になってしまう。

かなりアウトサイドイン軌道にしたつもりでも、それほどアウトサイドイン軌道にはなっていない。

そういうものなのです。

(アウトサイドイン軌道にハマっているゴルファーも同じです)

これは、私が常日頃、インパクト時のクラブヘッドの挙動を細かく見られる専用の高速カメラを用いたフィッティングや指導を行う経験から、分かったことです。

ほとんどのお客さんは、スイング軌道に対して自覚症状が無く、イメージと現実が乖離しています。

これは仕方のないことです。

(データを取った結果、そういうものだったからです。)

なので、まず

・自分がストレートと思っているスイングはインサイドアウト軌道になっている
・アウトサイドイン軌道を相当意識するぐらいで真っ直ぐ

ということを頭に入れて下さい。

質問者様が思っているほど、イメージと結果は一致しないと思って下さい。

解決方法としては、

「自分が、今、いかにインサイドアウト軌道の強いスイングをしているか」

を自覚できるようになることにあります。

ある種、真っ直ぐだと思っているスイングがインサイドアウト軌道になっているという「洗脳状態」にあるので、それを解かなければなりません。

極端に変化させないと、スイング軌道は変わりません。

少しずつ直す、では、なおりません。

なので、まずは極端なアウトサイドイン軌道のスライス打ちから練習して下さい。

目標より左に打ち出して、右に戻るスライスです。

最初から真っ直ぐ出て、右に行くボールではダメです。

インサイドアウト軌道になっている可能性があるからです。

そういうことを極端にやると、今の自分がいかにインサイドアウト軌道になっているか、理屈よりも、体感として、分かるようになります。

ある種の「スイングの洗脳状態」が解かれます。

細かい点は、後から直せば良いのです。

まずは自覚症状を持てるように、体感できるようになることです。

そのためには、左打ち出しのスライスを打つ練習を「徹底して」やってみてください。

ウソは言いません。

シャフトに関しては、理想を言えば、ダイナミックゴールドより手元が硬い(インサイドアウト軌道になりにくい)シャフトが良いです。

具体的には

・KBSツアー
・島田ゴルフ K'sツアー、
・ライフル

などが良いです。

ただし、ダイナミックゴールドでも大きな問題があるわけではありません。

あくまで理想を求めるなら、です。

チーピンとフックは連動するものです。

チーピンの原因はインサイドアウト軌道+ハンドファーストがきついことです。

そのまま打つとボールがつかまらずプッシュアウトするので、真っ直ぐ目標に飛ばすためにフェースをかぶせようとします。

これがチーピンの原因です。

良い高さのボールが出るときはプッシュアウトで右、真っ直ぐ行くときはやや低い、ひどい時はチーピン、チーピンで左が怖いからさらにインサイドアウト軌道を強めて右に出そうとする、そうするとシャンクも出やすい、という悪循環です。

いずれにしても、アウトサイドイン軌道の練習をして、スイング軌道をストレートに近づける(インサイドアウト軌道を弱める)ことが根本的解決策になります。

徹底してやればあっと言う間に解決しますが、中途半端にやると20年やっても治りませんから、注意して下さい。