倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2012年07月27日

フェースローテーションに関するご相談です


【質問】
「倉木さま

ごぶさたしています。

最近長らくメールでの相談もしておりませんでした。

実は私以前にクラブシャフトの選び方やスイングについてアドバイスをいただき,

そのおかげでクラブチャンピオンはたまたインタクラブ代表という栄光を手にさ

せていただきました。本当に有難うございました。

まだまだ上達に向けて頑張って練習しています。

ところで,今私は,ボディーターンを意識したスイングを心がけています。

というのも,特に積極的な手首の使用や腕に力を入れなくても,十分に飛距離が

出るものですから。

しかしながら,そのせいか,最近ドライバーのすっぽ抜けに困ってしまっています。

それも,予期せぬときに右に出てややスライスになります。

もともとスライス系の持ち玉でありながら,飛距離を稼いでいました。

先般のシリーズにありましたフェースローテーションがうまく出来ないことが原因

ではないかと思っています。

私は常々グリップを左右近く握ることで一体化を図ってきたつもりですが,最近

フェースローテーションがやりにくいと感じています。左右の手を離して握ると

簡単に右手が左手を追い越すことができます。

断片的な話でしかありませんが,何か良いアドバイスをいただけないでしょうか。
よろしくお願いします。」




【回答】
そのような成果が出ていたのですね、おめでとうございます。
「連絡が少ないのは好調の証拠」だと思っています。
私自身、ゴルフのお医者さんのようなものだと思っていますので。

ドライバーのすっぽ抜けについて、説明します。

すっぽ抜けとはプッシュアウト、プッシュアウトスライス、の事だと思います。

おっしゃるように、フェースローテーションが弱い可能性があります。

ボディーターンのスイングをされているので無理にリストターンをする必要はありません。

しかし、すっぽ抜けが多いなら、今よりもリストを「使えるように」したほうが良いです。

「使えるようにする」と「使うようにする」とは、似ているようで、少し違います。

使えるようにするというのは、今と同じようなスイングイメージでも、自然とリストが使えるようになり、フェースローテーションが出来るようになることです。

使うようにするというのは、意識的に、積極的に、リストを使ってフェースローテーションすることです。

おっしゃるように、右手と左手を離すと、右手の存在感が際立ち、積極的に右手を使ったフェースローテーションを行いやすくなります。

しかし、これは、フェース面を意図的に操作するということになります。

これは抽象的な部分なのでなかなか説明が難しいのですが、要は、フェースコントロールというのは、意図的に操作するというよりも、「人間の感性とリズム」で行う部分が大きいということです。

スイング中、ゴルファーは、クラブヘッドの「重心変化」を感じてスイングしています。

その重心の変化の感じ方で、フェース面を認識しています。

意図的にフェースローテーションをしようとすると、グリップに力が入りやすいので、この「重心を感じる感覚」が、弱ってしまいます。

逆に、グリップを柔らかく握ることで、この「重心を感じる感覚」が活きてきます。

さらに、グリップを柔らかく握ると、リズムで打てるようになるので、フェースローテーション(リリース)も自然とできるようになります。

要は

「グリップを柔らかく握り、クラブヘッドを走らせるイメージ」

で打つというのが、有効な対策になるということです。

対策は単純ですが、なぜそうするのかを理解しておくことが大事です。

プロゴルファーなどは、一般ゴルファーが思っている以上に、グリップや上体はリラックスしています。

そうすることで、自然なリリースができます。

プッシュアウトが出るからと言って、意図的に右手を強め、フェースを返そうとするのはダメです。

最悪、リリースの遅れをフェースを返してごまかす、というスイングになってしまいます。

こうなると、シャンクやフック、低弾道が多くなりますし、スイングが悪い方向に行ってしまいます。

「グリップを柔らかく握り、自然なリリースをする」

が、有効なプッシュアウト対策です。