倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2010年03月19日

「クラブヘッドの重みを感じろ」の意味

 
【質問】
「倉木さま、

お忙しいところ失礼します。

以前に質問をさせて頂いた永井と申します。


昨今、右手と左手のグリップを変えたことで、

アドレスからテイクバック、

ダウンスイングにかけて右脇をムリなく締められるようになりました。

(左手はストロンググリップ、右手は左手に被せず下支えするイメージ)


結果として安定したスイングプレーンでフルスイングができるようになりましたし、

アプローチ時の距離の微調整の精度も向上した気がします。


何よりもダウンスイングを体で感じることができるようになりましたし、

結果的にインパクト時のクラブとボールの状態が「見える」ようになり、

ボールをコントロールする意味が見えてきたような気がします。


さてそこで質問です。


よく雑誌や上級者からのアドバイス等で、

「ヘッドの重さを感じること」と聞きます。


1.その重さはどのようなときに感じるのでしょうか?

2.感じることで、スイングにどう影響するのでしょうか?

3.アイアンとドライバーで感じ方は変わりますか?

因みに今使っているクラブは以下のとおりです。


ドライバー: テイラーメイド r7 425 TP flex S

アイアン: ミズノ MP-60 NSPRO SR

以上、宜しくご教授下さい。」

 
 
 
 
【回答】
では、順に回答して行きます。


1に関しては、ざっくりと言えばスイング中、

常にヘッドの重さ、位置は感じるものです。


重さを感じないと言う事は、グリップに力が入り過ぎている、

肩や肘に力が入り過ぎている可能性が有ります。


2に関してはいくつかの重要な効果が有って、


・重さを感じると言う事は無駄な力みが生じていないと言う事

・クラブの重さを感じると、オンプレーンに乗っているかどうかが分かる


と言う事です。


力みについては何となく分かると思いますが、

「オンプレーンかどうか分かる」

と言うのは経験する事でしか学べないので

説明しようがないと言う部分が大いにあります。


どういう事かと言うと、

スイング中、クラブヘッドがどこにかるかによって

クラブの重さの感じ方が変わります。


例えば、

テークバックを開始して、

腕が地面と平行程度になると

クラブヘッドを軽く感じるようになります。


このように、スイング中は常にクラブの重さの感じ方は変わる、

と言う事です。


オンプレーンに乗っているかどうかの判断は

経験です。


練習場などで良いボールが出た時の

スイング中のヘッドの重さの感覚を

経験から体が覚えるのです。


そして、その良いボールが出る感覚が

オンプレーンに乗ってる感覚になり、

そこから少しでもヘッドの軌道がずれると

相当な違和感を感じます。


その瞬間、

何らかの修正のアクションを起こすことが出来ます。


例えば、

切り返しの瞬間、

いつもよりもクラブが重く感じる場合は

大抵クラブが寝てインサイドアウトへ降りてしまった状態です。


それを感じた瞬間、

インパクトでは手元が先行して

プッシュアウトが出てしまうから

フェースを返して

低い球でも良いから真っ直ぐ飛ばす、

と言う咄嗟の行動が出来るようになります。


また、3のご質問に関しては

アイアンとドライバーでは厳密には重さの感じ方は違います。


ドライバーの方がシャフトが長いので

よりゆっくりとしたテークバックでないと

ヘッドの位置を感じにくくなります。


しかし基本的なポイントは一緒で、

例えばテークバックのこのポイントではクラブが

こんな感じで軽く感じる、

切り返しではここに重さを感じる等、

根本的な傾向は一緒です。


色々と難しいことを書きましたが


余計な力みを抜いて、

ヘッドの重さを感じることは

強風のラウンドを除いては悪いことは有りません。


なので、最初は多少ヘッドスピードが落ちても良いので

ヘッドの重さを感じられるよう、

集中してみて下さい。


是非、参考にして頂ければと思います。