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2007年10月21日

アイアンのライ角調整のご相談です。

【質問】
「8月に、ライ、ロフト角を、ほぼ、メーカーカタログ値に調整〔8年ぶり〕

してもらいました。


ロフトの変更範囲は、+-0,5度位、ライ角は、全体的に、

1,5度位アップライトになりました。〔5番アイアンで60度〕。


その時同時にグリップも同じ物で向きをスクエアに差し替えてもらいました。


結果、何故か飛距離が1.5番手位も落ちてしまいました。


アップライトにすると、球が捕まると聞きますがむしろ、

右に落ちます。


思えば調整前は〔横ぶりで、ひじが引き気味のせいか〕

力むと引っかけたりしてました。


今の方が球筋が安定している感じです。

相談ですがロフト角を3度位立てる事で落ちた飛距離を戻せるでしょうか?

それともライ角を以前のようにフラットに戻した方が良いのでしょうか?

又、飛距離が落ちた原因は何故か推測できますか? 


ちなみに今は以前と違う感覚〔縦ぶりでひじを返す感じ〕

で打っています。」

 
 
 
 
【回答】
ライ角を調整するうえで最も大事なことは

メーカーの規定値に合わせることではありません。


ライ角調整で最も大事なことは、


「自分のインパクト時のライ角に合わせて調整する」


と言う事です。


各々のゴルファーは身長も違えば

スングプレーンも違います。


身長が低くなればフラット(横振り)になり、

身長が高くなればアップライト(縦振り)になります。


メーカーの規定値は中間的な数値になっているだけであって、

かならず規定値に合わせる必要は無いのです。


インパクト時のライ角を知る方法は

計測器で計測する事も出来ますし、

ソールにテープなどを貼ってスレ具合を見たり、

マジックでしるしをつけてスレ具合を見ることも可能です。


そして、現状のライ角でスイングしたときに、

ヒール側しか擦り切れないのであれば

インパクト時のライ角が合っていないということになります。


フラットにスイングをされていると言う事なので、

5番アイアンで58°程度までは調整しても良いと思います。


飛距離が落ちた原因として考えられる事は、

インパクト時のライ角があっていないために

ヒッカケを警戒してフェースを逃がしたり、

(ハンドファーストにして開いたり)

スイングプレーン自体をアップライトにしている事が考えられます。


ハンドファーストにしすぎてフェースを開いて逃がすと

飛距離は大幅に落ち込みます。


なので、まずはライ角を以前のようにフラットに調整しなおす事をおすすめします。


また、ロフトを3度立てる方法はおすすめしません。


理由としては

ロフトを3度立てて飛距離を出しても

単純に弾道が低くなって飛距離が伸びるだけなので、

だったら番手を1つ上げて打てば良いだけの話である、と言う事、

現状の長さでロフトを3度立てると

バックスピン量が少なくなり過ぎて止まりにくくなる、

と言う事です。


クラブの長さは長くなれば長くなるほど

バックスピン量が多くなります。


6番の長さで5番のロフトにしてしまうと

バックスピン量が少なくなりすぎてしまうのです。


なので、ロフトを3度立てることはおすすめしません。


まずはインパクト時のライ角を測定、確認し、

そしてライ角をフラットに調整してみて下さいね。
 
 
追伸:余談ですが、5番アイアンでインパクト時のライ角が

アップライトすぎて68度、と言う方も中に入るのですが、

それは明らかにスイングに問題があるので

クラブのライ角を68度に調整する事はおすすめしません。


せいぜい、63度程度にとどめてみてください。


今回はややこしい話になりました。