ヘッドスピードを上げずに
1時間の練習でドライバー飛距離を
28ヤードアップさせた方法











2007年10月28日

シャフトの振動数についてご相談です。

【質問】
「倉木様 こんにちは。

アイアンのセッティングでお聞きしたいことがあります。


現在、使用しているクラブは、

1W:ツアステ X-DRIVE430 PT-6 S

   最近X-DRIVE405ブルーG6.5から買い換えました。

3W:F-ST SPD661 S

5W:F-ST TXD70(ツアステ純正) S

UT:X−UT NS FW S

4I-PW:X-BLADE CB(04モデルの初代CB) NS1150 S

PS、SW: DG200 です。

私は、HC17 39歳 H/S47〜48m/s  身長172cm

体重72kgで、シングルを目指し週2〜3回練習、2R以上/月


フェードが持ち球で、時折、切り返しで左に体重が乗せきれず、

フェースが開いてスライスします。現在、タメをつくり切り替し後、

左足体重で体で打ちにいく意識を持って練習を重ねております。


アイアンも1Wも同様の傾向で、力が入ると左に真っ直ぐ引っ掛

けるので、アウトサイドインの軌道を修正中です。


練習場で、あるオーダクラブがメインのショップ試打会でクラブ

診断され、『1Wと7Iの振動数があっておらず、例えていうと

宮里藍ちゃんの1Wと谷原秀人のアイアンを組み合わせて

いるから、1Wはアンダースペック、アイアンがオーバスペック

と言われました。


特に、4I〜6Iは、力一杯振る必要がありミス

ショットが多いのでは?』と言われ、ロングアイアンをショート

アイアンの様に簡単振るため、振動数を合わせた方がいいと

言ってました。


確かに4I、5Iは、捕まった球が打つ確率が低いし、

距離も出ていないことを最近感じています。


ただ、重量的には適度な重さで、7I以下振れており、弾道も高く、

もう少し抑えて打つ様にフォローを低く出すようにしております。


リシャフトで、対応できないかと聞きましたが、


『NS950でも7本の振動数を揃えるとなると、

ヘッドの仕様がわからないのとシャフト自体のばらつきが大きく、

7本だけで揃えるのは困難で、2本ずつ仕入れ、

1本組んで次の1本で修正するため、各2本買い上げとなる。

よって、オーダした方がいい』


とショップの方が言ってました。


今まで、シャフト選びは、重さと調子、

フレックスを目安にして、

試打でフィーリングをつかみ選んでいました。


振動数は頭になかったです。

言われてみて、すごく気になり始めております。


前置きが長くなりましたが、質問です。


振動数は、重さ同様、重要視した方がいいのでしょうか。

ミドル以上のアイアンを簡単にする為、リシャフトするのであれば、

DGライト、DGSL、NS950、

ツアステM266Vなど軽量シャフトにすればいいのでしょうか。

(振動数がわかりませんが・・・)


シャフトやヘッドの規格があると思いますが、

そんなにばらつくのでしょうか?

(500本仕入れて、探さないと見つからない位難しいことも言ってました)

プロやトップアマは、きっちり合わせて組み合わせているのでしょうか。

長文になってしまい申し訳ございません。

ご教授をお願いします。」

 
 
 
 
【回答】
左足体重でインパクトし、

タメを作るイメージでフェードを打つと

弾道が抑えられ、ボール初速も速くなり、

フェードながらも飛距離を出し易くなります。


また、スイング軌道も限りなくストレートに近いアウトサイドイン

の状態になりますので、方向性も良くなります。


現状弾道が高い事がお悩みとの事なので、

修正の取り組みとしては非常に良いイメージで行なえていると思います。


で、

クラブに関しての回答なのですが、

順を追って説明します。


まず、ドライバーとアイアンのマッチングについて


「宮里選手と谷原選手のクラブを一緒のバッグに入れているようなもの」


と指摘を受けたとの事ですが、

実はクラブの振動数だけを見れば

あながち嘘ではありません。


宮里選手が使用していたドライバーと

現在使用されているPT-6の振動数はほぼ同じです。


しかし、振動数は、数値が同じだからといって

硬さが同じになるとは限らないのです。


そもそも振動数とは一体何か、

と言う話になるのですが、

非常に乱暴な説明をしますと

クラブを水平な状態にして

グリップ部をある機械に固定し、

その状態でクラブヘッドを下に押し下げ、(上でも良いですが…)

シャフトを弓の様にしならせ、弓を放つようにクラブヘッドを話した時に

クラブヘッドは振り子の様に振動します。

この時、クラブヘッドが1分間に何回振動するか、

を計測した数値が振動数です。


基本的にシャフトが硬ければ硬いほど振動する回数が多くなります。


振動数が多いほど硬い、という事ですね。


ですが、

単純に硬さだけではなく、


「シャフト剛性」


と言う要素も振動数に影響します。


手元が柔らかいシャフトほど振動数は少なくなる傾向にあり、

手元が硬くなるほど振動数は多くなる傾向にある、

と言う事です。


なので、振動数だけでシャフトの硬さを決める事は出来ません。


しかし、1つの目安にはなります。


で、

具体的な数値の話をしていきますと

PT-6の場合、

45インチのドライバーでバランスD2程度で組みますと

大体260cpm程度の振動数になります。


これは、目安としては「SR」程度の振動数です。

(あくまで目安ですので、参考程度にして下さい)


因みにブルーG6.5のSフレックスは257cpm程度になるので

振動数の基準で言うとR程度になります。


それに対してアイアンに装着されているNS1150(S)

の振動数はドライバーに換算すると268cpm程度になります。

(分かり易くドライバーの振動数に置き換えています)


これは、振動数の基準で言うと「S」になります。

ダイナミックゴールドのS300と同等です。


で、

結論から言うと、

PT6とNS1150のマッチングは悪く無いです。


重量のコンビネーションも良いですし、

特に問題は無いです。


4I、5Iがつかまり難いとの事ですが、

ロングアイアンがつかまり難いのは設計上そうなっているのです。

詳しい説明は省きますが、そういうものだと思ってください。


ドライバーがアンダースペック、

と言われたとの事ですが、アンダースペックと言うほどではありません。

アイアンシャフトも、ヘッドスピードを考慮しますと

適正です。

決してオーバースペックとは思えません。


リシャフトの必要性は私はあまり感じないように思えます。


ある程度数値をあわせることは大事ですが、

こだわりすぎは良く無いです。


重量は大事ですが、

振動数はある程度合っていれば良いです。

(シャフトにより重量の個体差があるので、それはこだわったほうが良いですが…)


それよりも大事なのは、シャフトの剛性が合っているか、

フィーリングが良いか、振りやすいか、

と言う、人間臭い感覚的な部分を重視したほうが良いです。


振動数を正確に合わせる、

と言うのは、正直プロでも相当な感性を持っている

一部のレベルの選手がリクエストするレベルだと思います。


トップアまでも、要求している人はいるともいますが、

現状のスペックでも大きな問題はありません。


マッチングの度合いを数値で表すと、

現状のマッチングは90%以上合っています。


で、そこから1%上げるには

効率の悪い追求が必要になるのです。


振動数を細かく、何本も取り寄せて組み上げたり、

ヘッド重量の誤差の少ないヘッドを探したり、

労力が掛かる割には効果は薄いのです。


そして、

実際に同じ銘柄のシャフトで振動数が2cpm違うシャフトを打ち比べても

殆どの方は違いは分からないでしょう。


ロボットが打つわけでは有りませんので、

多少の誤差は気にしないほうが良いです。


「数値合わせ」に非常にこだわる方を見る事が有りますが、

そこまでやる必要は無いと思いますよ。

(依頼されれば、私はやりますが…)


どうしても誤差が気になるのであれば、

プレシジョンのライフルシリーズは比較的振動数のズレが少ないです。


それとクラブヘッドの重量ですが、

これは、いわるゆる有名のものは殆ど正確な重量が出ていません。


ネックの中に、鉛のピンをいれて調整しています。


非常に正確に仕上がっているのは

「三浦技研」

のアイアンです。


三浦のアイアンは非常に正確な重量が出ています。

これは、作り手が相当にこだわっているのでしょう。


因みにある外ブラのアイアンの重量誤差は豪快です。

人気は有りますが、

バラせばネックから素敵な鉛が出てきます(苦笑)


数値はこだわりだしたらきりが無いです。

振動数はある程度合っていればよしとする事、

現状のクラブセッティングは決してバランスが悪くない事、

ロングアイアンのつかまりが悪いのは設計上そうである事、

(リングアイアンのつかまりを良くしたいのであれば

 番手別設計のアイアンシャフト、(プロジェクトXなど)を使用する事)

と言う考えていていただければ大丈夫です。


ご自身のスイングの問題点や、

これからどう修正していけば良いのか、

と言う点に関して非常に正しい理解が出来ていると思いますので、

クラブ選びはとりあえず良しとして下さい。


クラブの重量コンビネーション、

振動数のマッチングなど、特には問題ありません。


因みにダイナミックゴールドS300と

NS1150の振動数がほぼ同じでも、

重量やキックポイントの違いでフィーリング、硬さの感じ方は

全く違うはずです。


振動数の数値など、所詮その程度で参考にしか出来ないのです。


ダイナミックゴールドSLは振動数ではS相当ですが、

重量が軽い上に手元が硬いので、

かなり硬く感じます。


266Vの振動数は、プロが提案したシャフトにも関らずR相当です。


あまり振動数の数値合わせにはこだわらず、

参考程度にした方が良いです。


是非、参考にしていただければと思います。
 
 
 
  








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