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2007年07月06日

ロングアイアンとミドルアイアンの境目は?

【質問】
「お世話になります。

アイアンの中でロング、ミドル、ショートアイアンとありますが、

どこで区別されているのですか?


番手でしょうか、それともロフト角ですか?


私の使用クラブはミズノMP60で4I〜PW、51度、56度の計9本です。


また、アイアンをダウンブローで打てるように練習していますが、

アベレージゴルファーでは何番ぐらいまで意識して打てれば良いと思われますか?

ご回答よろしくお願いします。」





【回答】
実を言いますと、

ロングアイアン、

ミドルアイアン、

ショートアイアンの正確な定義はないのです。


いい加減な気がしますが、無いのです。


しかも、

「3番アイアンはロフト20度から23度まで」

と言った感じに、番手毎の正確な定義もないのです。

更にはロフト角の正確な定義や、

ライ角の正確な定義も無く、

(一応定義はあるのですが、非常に曖昧な定義なのです。)

シャフトの長さの計り方と表示すらメーカーによりまちまちなのです。

「S」や「R」と言ったシャフトの硬さにも定義はありません。


なので、

「A社の、長さ45インチでロフト10度、硬さSのドライバー」

と、

「B社の、長さ45インチでロフト10度、硬さSのドライバー」

は、長さ、ロフト、硬さ、全て違う可能性があるのです。

これは、統一された基準を設けないことに問題があると思います。

売り手側は色々な理由があるのでしょうけど、

買い手としてはわけがわからないので混乱してしまいます。

(私は全て把握しているので良いのですが…)

何かと曖昧な業界です。


で、

次のご質問にある

「何番アイアンまでダウンブローを意識するか」

と言う事ですが、

これは

「バックスピン量や高さを出せる番手まで」

です。


具体的に説明すると、

そもそもダウンブローを強く意識すると

ボールの打ち出しが低くなり、

ボールにかかるバックスピン量が増えます。


バックスピン量が多くなると、ボールがホップするように上がります。

グリーンをキャリーで狙い、止める為に必要なバックスピン量を確保するには

ある程度のヘッドスピードが必要になります。


そして、番手は長くなれば長くなるほどバックスピン量が減りやすくなります。

しかし、ヘッドスピードが速ければ

バックスピン量が少なくてもボールが高く上がりますので、

ヘッドスピードの速いゴルファーは3番アイアンでもダウンブローに打てます。

しかし、一般的なヘッドスピードのゴルファー

(ヘッドスピード42m/s程度)であれば

ダウンブローに打つのは大体6〜7番アイアン位までが限界かもしれません。


一昔前ならば一般的なヘッドスピードのゴルファーでも

4〜5番アイアン位まではダウンブローに打つことが出来ました。

これは主に2つの原因が有ります。

その2つとは、


1.アイアンのロフトが大きかった

2.昔の糸巻きボールはバックスピン量が多かった


です。

今のボールはバックスピン量が非常に少なく、

アイアンのロフトは異常なほど立っています。


なので、ダウンブローに打って高さを出せるのは、

一般的なヘッドスピードのゴルファーであれば

6番アイアンくらいまでが限界だと思われます。


しかし、ヘッドスピードだけではなくて

個々のスイングのタイプによっても限界の番手は変化してくる、

と言うのが正確な答えです。


インパクト時にロフトがかなり立つゴルファーはどは

長い番手ではボールが上がり難くなります。


そうなってくると、多少払い打つ必要が出てきます。


ダウンブローに打つメリットは、

インパクトまでのフェース面の変化が少ないので

方向性が良くなることや、

多少悪いライでもダフりにくくなる事など様々です。