倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2007年02月14日

ヒッカケ、プッシュアウトのご相談です。

【質問】
「長文で恐縮ですが、何とぞご教示願います。


ドライバーですが、ヤマハのインプレス405D 10°+
ディアマナS63(R)、44.75を1年使っています。


つかまりの良い超高反発ヘッドとシャフトのタイミングが合って、

練習場ではドローボールが球筋となり、

コースでも右へのミスがなくなりました。

(ドフックの恐怖はありますが、
右ラフをターゲットに狙えるようになりました)


ただ、来年からの事を考え、SLEルール適合クラブを物色して、

TEAM YOSHIMURA TP450Ti 10.5°+ FIBERTEC DD-4(SR、55g、元調子)

45.5を入手し打ってみました。


結果、プッシュスライス多発、嫌うと引っかけボールになり、

球筋が安定しません。


インプレスの方が玉も伸びているようです。

(引っかけ:1、ドロー系:4、ストレート系:3、プッシュ系:2 位の割合)


さて、ここからが質問です。

対応として、下記のどれがおすすめでしょうか? 

また、リシャフトする場合、何がおすすめでしょうか?


(1)フックフェイス(+1)短重心距離(32.0)

アップライトライ(60)で、いかさまフックを打つのをやめ、

正しいクラブでドローやフェードを打つ。

要はスイングを矯正する。


(2)TP450Ti(FA:+1、重心距離:35.5、ライ角:58.5、重心角:22)

をリシャフトする。

(長めの元調子で、シャフト戻りが遅れているため)


(3)他のフック打ちに適したヘッド&シャフトを探す。

先代DRはFOURTEEN JC、SPD661(R)、

引っかけチーピンで手に負えませんでした。


TP450Tiでフェードの球筋を試したのですが、

飛距離は?ですが結構打てます。

(でも、コースでの引っかけが怖い・・・)


リシャフトは、ディアマナS63、D63、ランバックス6X07、

FSP MX-4のいずれもRシャフトに興味があります。


なお、現在のFWはSPD661(R)、

アイアンはSYB-FT303+PSD801(R)で共にダウブロー気味、

HS:42〜43、DRで240前後、

シャフトクロス気味でテンポは比較的ゆっくり、

ミスは引っかけ系が多いです。

以上、よろしくお願い致します。」

 
 
 
 
【回答】
プッシュアウトとヒッカケを繰り返してしまうという事ですが

原因は2つ考えられます。


まずヘッドなのですが、

TP450Tiは、インプレスに比べてヘッドが大きくなるので

重心距離が長い上に慣性モーメントが大きくなります。


その為、フェースローテーションが行ないにくく、

また、フェースコントロールが難しくなります。


フェースローテーションが行ないにくい理由は

重心距離が長くなる為で、

フェースコントロールが難しいというのは

慣性モーメントが大きくなることで、

フェースコントロール(フェースの向きのコントロール)

の反応が鈍くなるのです。


車で例えるならば、

小さいヘッドが慣性モーメントの小さいスポーツカー。

大きなヘッドが慣性モーメントの大きいトラック。


スポーツカーは、ハンドルを切った瞬間に向きを変え、

反応して曲がります。


トラックは、ハンドルを切った瞬間には曲がりにくく、

尚且つ一旦曲がり始めたらそれを元に戻すのも

時間が掛かります。


逆に、スポーツカーは衝突したら直ぐ負けますが、

トラックはビクともしません。


つまり、

今までのインプレスだったら返ったヘッドも

今のヘッドでは返らないのでプッシュアウトになる。


更に、慣性モーメントが大きいので

芯は大きいが、一旦フェースが返りはじめると

抑えられずにフックする。


そう言った状態だと思います。


もう一点の原因は、仰るように

元調子のシャフトにあると思います。


元調子のシャフトと言うのは

手元が柔らかくなっているものが多いので、

切り返しの時にシャフトが大きくたわむことで

ヘッドが先行してしまうのを防いでくれます。


ヘッドが先行してヒッカケが出てしまうのであれば

非常に有効なのですが、

今回はそれが振り遅れに繋がっているようです。


つまり、

振り遅れになるのでプッシュアウトが出てしまい、

それを嫌がればフェースを返してフックになる。


そういう状態であることが考えられます。


そして、肝心の対処法なのですが

リシャフトをオススメします。


理由としては、

まず現在使っているヘッドになれたほうが良いからです。

重心距離35.5mmは、現在のヘッドでは

比較的短めな方ですし、

逆にインプレスが市販ではトップクラスの

つかまりやすさだった、と言う事です。


高慣性モーメントや、36mm程度の重心距離のドライバーは

使えるようになっておいた方が良いです。


大きなヘッドは、使いこなせるようになった方が

その恩恵を存分に受けることが出来るので有利なんですね。


ですので、

まずはリシャフトなのですが

プッシュアウトが出るという事は、

恐らくはインサイドアウト軌道であると思うのですが

その場合は手元の硬いシャフトにすると良いですね。


手元が硬いシャフトにすると、

切り返しと同時にシャフトが反応しますので

振り遅れにくくなります。


つまり、プッシュアウトが出にくいという事ですね。


具体的なモデルは、

ディアマナS63やD63です。

Dの方が、つかまりにくくなっていますので、

元の症状がプッシュアウトですから

S63の方が良いかもしれないですね。


今のヘッドはちょっとがんばって慣れてみてください。

その方が、今後のクラブ選びの選択肢が広がります。