倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2006年08月14日

クラブ加工のご相談です

【質問】
「こんにちは。
最近、自分でアイアンのカスタムに取り組んでいますが、

バランスの出し方について質問宜しくお願いいたします。


製作に当たってバランス計がありませんので、

計算式にてバランスを出しているんですが。

重心よりグリップエンドまでの長さとはシャフトの先までなのか、

もしくはグリップの最部までなのかご指導宜しくお願いいたします。


ちなみにグリップの最後の長さで計算してD1.7で仕上げた結果と

ショップのバランス計で計測した結果(D1.0)

では0.7ポイント軽くなってしまいました。

シャフトの最後での計算ですと約同数値になるのですが?(差約3.5mm)」




【回答】
測定方法は14インチ法と12インチ法があるのですが、

14インチ法であればグリップエンドまでの長さ(インチ)

で測定するのが正解です。


しかし、グリップのエンドと言っても、グリップ外周のエンドと

グリップ中心部のエンドのがありますよね。


14インチバランス計にクラブを乗せると分かると思いますが、

グリップの外周のエンドに合わせるのが正解です。


予測数値D1.7に対して結果D1.0との事ですが、

計算式であれば、慣れていない方であれば0.2ポイント程度の

ズレであれば誤差(グリップエンドの厚みの個体差など)

で済まされますが、0.7ポイントものズレでは

何かが間違っていたと考えられます。


ご存知かとは思いますが、14インチ法のバランス計算式は



・グリップ外周のエンド部からクラブ重心点までの長さ
 −14インチ
 ×クラブオンス
 =213.5
 =D0
 (±1.75増減で1ポイント変化)



でバランス算出します。



番手によりますが、重心点からエンドまでの長さが4mm図り間違えるだけで

1ポイント前後変化しますから、もう一度慎重に長さを

測定してみてはどうでしょうか。


ちなみに私はアイアンセットのリシャフトなどで

セット誤差0.05ポイント以内で依頼されることもあります。

もちろん要望には答えますが、

プレイヤーはそんなに数字にこだわる必要はないと思います。

(加工する人間はこだわらないとダメです)


バランスはライ角調整するだけでも変化しますし、

同じ種類のグリップでも重量誤差があるので

なにも気にせずに交換したらバランスが変化してしまいます。


0.5ポイントの誤差も、クラブを握る位置が2ミリ違うだけで

出てしまうのです。


全く気にしないのも問題ですが、

あまり深く気にしすぎてはゴルフ上達の妨げになります。


ほどよく適当、が良いです。


と言っても、加工者は

「絶対に妥協しない」

が大事です。