倉木真二のブログは終了いたしました。
13年間、ありがとうございました。










2006年08月18日

長年のお悩みです

【質問】
「実は、スイングに悩んで5年になります。

簡単に説明すると、クラブが浮いた形でインパクトゾーンに入って行き、

全くエネルギーの伝わらないスイングになり、結果、

全番手が2〜3番手落ちました。



以前はプロについていたこともあって、それなりに出来ていましたが、

ゴルフを6年前に一度止めた事も手伝って悲しいゴルフになりました。   


全盛期の内容は1W270yd〜SW105yd の距離で、

持ち球はドローです。

70台でのゴルフでした。

(競技に参加してましたが、ハンデのないただのゴルフ好きです)



試合ではなぜか1割程距離がアップしたため、150ydを9I?PW?

300ydをこえる1Wもありました。

ゴルフを再開した時、やはりフェードをマスターしないと

競技レベルではグリーンを捉えられないと思い、

持ち球をフェードにが悩むきっかけになったと思います。


練習量は以前のようには現実的に不可能(仕事の関係で)なので、

効率のいい練習しかこれからの自分のゴルフライフを

楽しむ手段は無いと思います。 



クラブの落下エネルギーと体重をボールに伝えるしか

細身の自分には重い球にはなりません。



捉まった中弾道のフェードボールをなんとか自分の持ち球にして、

また競技の世界に帰りたいです。

どうか、良きアドバイスを頂ければ幸いです。」





【回答】
「クラブが浮いた状態」

と言うのは、おそらくヘッドが減速しながらインパクトしている事が

考えられます。



ヘッドが減速しながらインパクトすると

次のようなデメリットが発生します。



1.インパクト時のフェースとボールの接触時間が短い為、

 エネルギー伝達効率が悪く、「ボール初速」が遅くなる。

 要は飛距離が出ない。



2.芯を捕らえる確立が低下する(打点がバラける)



今回は「1」の方がお悩みになっているようです。



ヘッドが浮いたような状態でインパクトしてしまう

(ヘッドが減速しながらインパクトしてしまう、軽いインパクト)

には原因があります。



それは、フェードを打とうとするとリリースを早めてしまう傾向があるからです。



フェードボールはインサイドアウト軌道では打てません。

プッシュアウトになってしまいます。



少なからず、「若干の」アウトサイドインである必要があります。



しかし、アウトサイドインの軌道を腕の振りで作ろうとしてしまうと

リリースのタイミングが(切り返しからコックを解くタイミングが)

早くなります。



リリースが早くなると、インパクト前でヘッドスピードが最大になってしまい、

減速しながらのインパクトとなります。



結果、ボール初速が落ちて飛距離が出なくなります。



フェードで飛距離を出す為には、

限りなくストレート軌道に近いアウトサイドインで

ボールをヒットする必要があります。



そのためには、腕でアウトサイドイン軌道を作るのではなく、

体の回転で、限りなくストレートに近いアウトサイドイン軌道を

作る必要があります。



フェードボールを打つ為のスイングは

理想的なボディーターンが必要です。

(伊澤選手や、丸山選手等のスイングを思い浮かべてみてください)



実は、フェードボールでゴルフを組み立てられる方と言うのは

本当に上級者の方が多いです。



少しでもアウトサイドイン軌道が強くなったりしてしまうと

途端に飛距離が出なくなってしまうからです。



ドローのスイングのほうが、多少アバウトにいけます。



フェードをマスターされたいのであれば切り返しから

積極的に左サイドに体重移動を起こし、

そこからコマの様に腰を回転させて打つ練習をされてみて下さい。



腰を切っていくことで、フェードでもダウンスイングの

「タメ」

を維持することが出来ます。



タメを維持するということは、リリースポイントがインパクト直前になり、

フェードながらもフェースとボールの接触時間の長いインパクトが可能となりますので

比較的飛距離が出せます。

(ドローの方がボール初速は出ますが…)



アイアンも基本はハンドファーストです。



腕の振りでアウトサイドイン軌道を作り出そうとすると

先程も説明した通り、ヘッドが先行しやすくなりますので

インパクト時のロフト角が大きくなり、ハンドファーストが弱くなり

弾道も弱々しいボールになってしまいます。



ハンドファーストで限りなくストレートに近いアウトサイドイン軌道を

作る為には、回転力、腰のキレ、タメが必要になります。



ハンドファーストを意識して、腰のキレで打つ、

そんなイメージで取り組まれてみてはいかがでしょうか?



やはりアイアンショットなどはフェードの方が

クラブヘッドが上から入ってくるので左足下がりや

フェアウエーバンカー、ディボット等、

様々なライに対応できるので有利な場面もあります。