2018年01月19日

中調子から先調子のシャフトにすれば弾道は高くなるのか

【読者様からの質問】
「倉木様

いつも拝見し参考にさせて頂いております。
私は歴30年の還暦間近のアマチュアゴルファーです。
倉木様のアドバイスで最近は月例競技で80前後のスコアが出て
上位入賞できるくらいになりました。
そこでクラブの性能についてご教授お願いしたいです。
昔、パーシモンが主流の時代に本間がキックバックと称してLB280や
LB300といったDRを売り出した記憶があり、実際私も使用しました。
試打した際に非常に球が上がるし、飛距離もでたので驚きました。
これは先調子のシャフトだったのでしょうか?
そこでパーシモンとチタンの違いはあるとしてもキックバック理論は今も継承
されているのでしょうか?
そこそこ飛距離を出すためにはある程度高弾道の球が必要と思います。
現在中調子のDRを先調子に替えれば上記のような変化はあるのでしょうか?
それとも時代の違いで道具も理論も違うのでしょうか?
倉木様の意見をお聞かせ下さい。
宜しくお願い致します。」



【倉木真二の回答】
剛性分布的に説明すると中調子になります。
キックバックというのはインパクト直前にシャフトが目標方向に向かってしなることを説明した言葉だったのだと考えますが、基本的にどんなシャフトでもインパクト直前に目標方向へ向かってしなります。
つまり、ロフト角が大きくなる方向へしなります。
シャフトの剛性の分布や剛性の高さによってしなり量が変わります。
ロフト角が増えるしなりをするほどインパクト時の打ち出し角度が上がります。
今使用しているのが中調子だから先調子にすれば弾道が高くなる、というほどシャフト選びは単純ではありません。
中調子でも上がりやすいものがあるし、先調子でも上がりにくいものがあります。
昔の本間が説明するキックバックが大きいシャフト剛性は相対的にシャフト中間部分の剛性が低いものです。
剛性にメリハリをつけて意図的に中間部分を弱くすることで逆シナリが大きい性能になります。
手元と先端が硬く中間が柔らかいものであればインパクト時の逆シナリが大きくなるので打ち出し角度が上がります。
現代ではリシャフトできるものであればツアーAD DIやレジオフォーミュラB、クロカゲブルーなどがそのタイプになります。
どれも打ち出し角度が高め、バックスピン量が少なめの弾道が出やすくなっています。
現状のクラブよりも打ち出し角度を上げたいのであれば、まずロフト角を大きくすることが確実です。
バックスピン量を増やすことなく打ち出し角度を上げたいのであればインパクト時の「スピンロフト」というもの増やすことができませんから、この場合は先ほど紹介したようなシャフトで対応すると良いです。
現状から弾道が高くなるかどうかは、今、使っているシャフトがどんな剛性のシャフトかをクラフトマンに明らかにすべく見てもらう必要があります。

 
 





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